Osmo Pocket3購入

満を持してという感じで発表来ましたねー、DJI Pocket3。というかOsmo Pocket3なのか。

早速注文しました。

旧モデルのDJI Pocket 2は神カメラと言って差し支えない名機だと思うのですが、2023年現在となっては「色深度10bit非対応」というのが、いくら小型カメラというジャンルの製品とは言え非力に感じる部分でした。
一応DJI Pocket2はD-Cinelikeには対応しているのでLog撮影っぽい事は出来るんですけど、8bitであるが故にトワイライトの空のバンディングとかが気になって、「なら最初からノーマルカラーで撮って出しすればいいか、DJIカメラのホワイトバランスは自然だし」みたいな風になっちゃってたんですよね。

最新ドローンのDJI Mini4がHLGに対応可能しているのでDJI Pocket3にも実装されるのだと期待しておったのですが、
期待通りHLG対応来ました。

カット編集以上のややこしい編集を行いたい場合はHLGはLog素材並みに難度の高い素材ですが、私みたいな初心者がカラーグレーディングに挫折したとしても、HLGなら生の素材としてもそのままでも使えるので、これで保存できるのは非常にありがたい。
HLGは意識の高い初心者向きの保存形式だという認識。
更に高みを目指すユーザーは10-bit D-Log Mで記録する感じなのでしょうか。

1インチセンサー化も非常にありがたい対応で、ここはちょっと嬉しい誤算でした。
というのも私はDJI Pocket3(Osmo Pocket3)のスペックは、DJI Mini4 Proのカメラの流用だと予想してたのでセンサーサイズは1/1.3inchだと思っていたんですよね。
Mavic Airといった1インチセンサー搭載のドローンで撮影した事はないので、どれくらいの画質向上が見込めるのか手元に届いてみたいとわからないのですが、今から楽しみです。

旧モデルから比較してF値がF1.8からF2.0と少し暗くなっているのが気になりますが、この辺はセンサーサイズの大型化でカバーできる感じなのでしょうか。

あと、回転式のタッチディスプレイはスペックを見るまではキワモノだと思っていたんですが、
スペックを見ると輝度が700nitsに対応していて、単にちょっと表示サイズが大きくなっただけではなさそうなのが好印象です。

やはり撮影中にライブビューで確認できる映像が綺麗に表示されるほど、テンションがあがりますので。

続きは実機が手元に届いてから色々と試してみたいと思います。

GoPro Hero12のGP-Logがヘンテコな理由とその改善方法(根本原因は未解決)

GP-Logについては初回レビュー時にも少し触れていたのですが、まだ使用期間が短かったのでやんわりと評価してたんですよね。

しかし、いくら試行錯誤しても撮れる映像素材は煮ても焼いても使えないんですよ。。。
ぱっとみた感じビットレートが足りてないのかな?みたいな感じでディテールが溶けています。

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GoPro Hero11で画質を一切落とさずに電池持ちをよくする方法

2023年時点の最新モデルであるGoPro Hero12の電池持ちは、旧モデルであるHero11よりも若干よくなっていますし、オーバーヒート耐性に関しては2、3割向上しているかな?というのが個人的感想です。

Hero11とHero12、両者のハードウェア的な違いはHero12の方がGPSを取っ払ったくらいで、それ以外の差異はないのだろうな、と思っているのですが、
とすると燃費向上とオーバーヒート抑制はソフトウェアの改善でやってるとしか考えれないんですよねぇ。

しかしソフトウェアで改善しているわりには同じ設定で撮影した際の両者のカメラの画に差がなさすぎる、というか全く同じカメラで撮った映像のように見えるんですよね。
エンコードプロセスの効率化とかなら多少なりとも映像に差異は出そうなものですが。

という事は実はもっと単純な事なのでは?と考えたわけですが、一つ単純な挙動の差異を見つけました。

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GoPro Hero12の高ビットレート撮影が安定動作で楽しい

個人的にGoProは自転車とかアウトドアで使う事が多い私は Hero12はGPS未実装なので利用シーンが限定されるなぁ、という結論です。

しかしながら従来モデルと比較して熱で落ちにくくなった事は、オーバーヒートとの兼ね合いで常にパワーセーブして使用せざるを得なかったGoProにとっては福音だと思うんですよね。というか私にとっては福音でした。

初回のボロクソに書いたレビューは何だったのだ?というくらい 、Labsで設定できる高ビットレート設定「BITR」が楽しくて色々とテスト撮影をしているのでした。

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GoPro Hero12の(実用上の)画質ってHero11の2〜3割増しだよね、という話

GoPro Hero12のGPS未実装が残念でならないのですが、電池持ちの改善とオーバーヒート耐性の向上は確かに旧モデルから比較してのアップグレードとして認めざるを得ません。

上の動画はGoProの純正電源であるVoltaでHero11と12の消費電力を比較してみた動画です。
画質設定は5.3K/30FPS ビットレート:高、色深度:10bitです。

Hero12は平均4.4W、Hero11は平均4.7WとHero12では燃費が7%向上しているのが見てとれます。

たった7%か、って感じなのですが2週間実用してみた感覚としてはオーバーヒート耐性も向上しており、今までHero11では高画質設定すぎて短時間でシャットダウンしてしまっていたようなシーンでも落ちずに頑張り続けるんですよね。
体感、2、3割は熱に強くなったイメージ。

やはり消費電力が下がるイコール発熱が抑制されるので、色々と好循環に問題が解決するんでしょうね。

というわけで風を受けれないような撮影シーンではHero11では妥協して画質を下げざるを得なかったようなシーンでも、Hero12ではガンガン画質を上げれるんですよ。

https://github.com/gopro/labs

GoProにはLabsという取り組みがあって公式ファームウェアには含まれていない実験的に実装された新機能を使えるファームウェアを配布しています。

特筆すべきはHero11以降の機種で利用可能な撮影画質に関する設定オプションがあります。

一番使いやすい設定は単純にビットレートを上げる設定で、BITR=200などと設定する事で、本来標準ファームウェアで設定できるビットレートの限界突破ができるという。

以下はその設定で撮った動画になります。

https://youtu.be/wWlQ7WaE0PI?si=XOboXCpUkXUIrKt0

※2023/10/05追記
輝度調整した版を再アップロード

やはり電池消耗は激しくなりますがHero12では5.3K(16:9)/30FPSで長回ししても熱で落ちる事は一度もありませんでした。

ちなみに5.3K(8:7)で撮影するとSDカードの書き込み速度が追いつかず5分くらいで撮影停止してしまいます。

使用したのはSandiskの最大90MB/sの推奨メモリーカードなのですが、これでは性能足りない模様。

ProGradeのMicro SDカード買おうかなぁ。相性合うのか分からないけど。

他社製のLOGファイルにカラースペースを変更できるLOGBというオプションも面白いです。

GoPro Hero12というカメラは色々と遊べそうですね。

via PressSync