BOSE Solo 5 TV sound systemを導入してTVのスピーカーをアップグレードしたった

今年の年末年始は何処にも行かずに自宅に篭って諸作業をこなす予定です。

おそらくリビングにいる時間が長くなると思うのですが、我が家のリビングの音響ってテレビのスピーカーしか無くって、しょぼいんですよ。悪い音で長時間聴いてると疲れるし、というわけでテレビの音質改善と同時に音楽も聴けるようなバータイプのフロントスピーカーが無いかなぁと思って探してたのでした。

設置について

BOSE Solo 5 TV sound system
HDMI入力が無いので日本では同梱されている「光ケーブル」による接続一択になると思います。

テレビとはこのケーブルを接続してあとはコンセントから電源を繋ぐだけですので、確かに迷うこともなく簡単設置できます。

サイズもほどほどですので、置き場所にも困りませんね。

HDMI入力が無いのが残念

光ケーブルはHDMIと異なり双方向通信ではないのでテレビと音量の連動はできません。

これが、この製品の付属のリモコンが巨大で、そこそこ多機能にせざるを得ない理由になっているように思われます。

光ケーブルでも一応電源のOn/Off連動には対応しておるようで、その点は安心しました。

音質は?

音質は同社のSounLink Miniなどとほぼ同等かな?って感触です。物理的にスピーカーの左右の距離が離れているので、ステレオ感はSolo5の方が強く感じるように思います。

私はBOSEのこの価格帯のスピーカーに慣れ親しんでいるので、設置して最初に音を鳴らした時も感動は薄かったですが、予想を外していない長時間聴いても疲れない音質で大満足でした。

音量を上げても全く破綻せず、一般的な日本の家庭のリビングに音を満たす程度は、かなりの余裕を残す感じで成し遂げてる感じです。

Bluetoothスピーカーとして

SounLink Miniとの比較になりますがSolo5は同時に1台しか接続できません。まあA2DPプロファイルしか搭載しておらず通話もできませんので、この点は大きな問題にはなりませんかね。

音声ナビゲーションもなく、必要最低限の機能しか無い印象ですが、必要十分とも言えます。

スマートフォンの音楽を気軽に楽しめますので、この機能は本当にありがたいです。

ホームシアター用スピーカーとして

我が家には別途リアルサラウンドの視聴環境があるので評価はがきつめになってしまうかもしれませんが、サラウンド感は皆無ですねー。

左右1mに満たないコンパクトボディなので設置は簡単ですが、当然ながらそのぶん音の左右の広がりは犠牲になっているわけで、最適な視聴位置もかなり狭い印象です。

映画を本気で楽しむスピーカーというよりかは、MTVとかアニマルプラネットなりを漫然とBGM的に流すのに向いていると思います。

付属のリモコンが…

BOSE Solo 5 TV sound system リモコン
付属するリモコンがかなり多機能でメーカーコードを入れればリモコン一つでスピーカーもテレビもレコーダーも制御出来るようになる…そうしたい、というBOSEの意思を感じるのですが、悲しいかな海外メーカーですので、日本国内製品にしか存在しないようなボタンは付属のリモコンにも存在しないのです。

地上波、BS、CSの切り替えボタンが無いのは非常に痛い。これが無いせいで既存のリモコンを完全に排除できないという残念な状況なのです。その他色んなボタンが足りないせいで痒いところに手が届きません。

この製品は、著名なYouTuberや、レビュアーを大量に雇って高評価を演出しておりますし、嘘は言ってないと思うんですけど、実際使ったときに大きなストレスになるような所に触れられてないのはなんだかなー、と思っちゃいますね。誰もがこの製品の事を第一印象でしか語ってないというか。

AV機器に対して造詣が深いレビュアーを選ぶべきだと思うんですが、たぶんわざとやってるんだろうなと思います。

リモコン問題は学習リモコンで解決

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このままだと、使い辛いリモコンがリビングに一個増えるという非常に怠い事態を招きますので、学習リモコンを新調しました。

結果的にこのリモコンの導入でブルーレイレコーダーとテレビのリモコンも一つに集約できましたし、さすが日本メーカーが作ったリモコンだけあって、ボタンも不足なく、適切に配置されております。

設定も簡単で、手持ちの機器のメーカーコードを入れるだけです。音量ボタンだけはBOSEのスピーカーを制御出来るように上書きします。
SONY 学習機能付きリモートコマンダー RM-PLZ530D RM-PLZ530D L

まとめ

付属のリモコンが日本向けに全くローカライズされていませんので、何にも考えずにこのスピーカーを導入しちゃうと、確実にリビングにデカいリモコンを一台追加しちゃうことになります。

しかし学習リモコンなどで、その問題さえクリアしちゃえば快適そのものです。

しかし、このスピーカーはテレビのステレオスピーカーをアップグレードする事が主目的でありヴァーチャルサラウンドにも対応しておりませんので、ホームシアター向けスピーカーと思って買っちゃうと後悔するかもしれません。

BOSEのエントリー価格帯の音楽用のスピーカーだけど、テレビとも組み合わせやすいようにもデザインされてる、どっちかというと音楽視聴に軸足を置いている、そんなイメージのスピーカーです。

わたしの使い方ではリビングのスピーカーはこれくらいでちょうどいいと思います、というか、聴き疲れのしないスピーカーは長時間視聴には最適ですので私としては狙い通りのスピーカーでした。

スマートフォンの音楽も気軽にいい音でたのしめますしね。

via PressSync

BOSE AE2wのイヤーパッドを交換したら新品同様に!

BOSEのヘッドホンに限らずかもしれませんが、ヘッドホンのイヤーパッドはデリケートなパーツですので、使っているうちに消耗していくのはいたしかたのない事かもしれません。

BOSE AE2w

私が使っていたBOSE AE2wも写真のように黒い粉をふき、一部破れていたのでBOSEに修理の見積もり依頼を出していたんですよ。

すると代金は新品交換扱いで1万8千円…

待て待て、新品買った方がマシじゃないか、ってかBluetoothモジュールの付属していないAE2を買った方がましではなかろうか…

というわけで個人で修理できないか調べてみたんですが、純正品ではないけど交換用のイヤーパッドが売られている模様。

どうやって取り外して取り付けたらいいんだろう?という不安はあったのですがとりあえずAmazonで注文してみたんですよ。

力任せにイヤーパッドを外してみました。外してから分かりましたがイヤーパッドは小さな複数の爪で固定されており糊などは使われていませんでした。こんな簡単な仕組みで固定されてるんですね…
BOSE AE2w

新しいイヤーパッドを本体側の爪に引っ掛けるようにグイグイ押し込んで行きます。
BOSE AE2w

BOSE AE2w

キタッ!見た目新品と変わらん!
BOSE AE2w

まとめ

こんなに簡単にイヤーパッドを着脱可能に設計してるのならばメーカー側も柔軟に修理に対応できそうなものですが…

ただ20年以上前に買ったスピーカーでも修理に応じてくれたりとか、一概にアフターサポートの悪いメーカーとは言えないと思うのですが、ヘッドホン関連は修理の際に本体交換(ほぼ買い替えの費用が掛かる)になる可能性が高そうなのは注意が必要ですね。

しかし今回で破損部がイヤーパッドであれば個人で交換可能であるとわかった事は収穫でした。

BOSEの音響機器は聴いていて疲れないので好きなメーカーですが、比較的値段の高いメーカーですので、妥当な値段で修理可能であればメンテを続けて末長く使いたいものです。

Zenfone3を入手してみたので軽くレビュー

入手したのはZE520KLです。Zenfone3には各種モデルがありますがZE520KLはミッドレンジのようです。

Zenfone2との比較になりますが、かなりIngress(というかポケgo)に向いた端末に仕上がっているもよう。
Ingress用に買った端末ではなかったんですが、嬉しい誤算でした。

GPSの精度について

位置情報ゲームで最も着目すべきはGPSの精度ですがZenfone2と比較するかなり改善しているように思えます。
測位精度が向上した…というよりは、前後左右にグラグラ(GPSドリフト)しなくなった、という点が非常に評価できる点です。

やはりSnapdragon搭載端末は位置ゲー向けと言えそうですね。

またグラフィック性能も向上しており、Zenfone2では、たかがIngress程度のゲームでもフレーム落ちしておりましたが、Zenfone2ではヌルヌル動作するようになってます。

バッテリーの持ちについて

Zenfone2よりかなり向上しているように思えます。
ってかZenfone2は特に負荷のかける事をしていなくても常に端末がほんのり温かい、負荷をかけると爆熱という、エコとは程遠そうな燃費の悪さだったのですが、Zenfone3ではかなり発熱が抑えられてますね。

デバイスの温度が上がると液晶画面の輝度低下とCPUの処理速度の低下を同時に招きますので、発熱が控えめなのはいい事づくめであります。

カメラ性能について

この価格帯のスマートフォンのカメラとしては本気過ぎるカメラ性能でびっくりしました。
光学手ぶれ補正、レーザーAF、F2.0の明るいレンズ、SONY製の最新センサー。

実際撮れる写真もかなり綺麗で、明るい場所の写真ならば解像感も出る程です。(上の撮影サンプルはホワイトバランスがちょっと変かな…)

しかし暗所撮影はカタログ値から期待出来るほどには強くなさそうだなーっていう感触ですね。

とはいえ、2〜4万円の価格帯のスマートフォンのカメラとしては期待を超えた性能である事は確かです。

ルミナリエを撮ってみました。

その辺の寺の紅葉

それと現時点でレーザーAFを搭載しているスマートフォンが少ないですので、この点はZenfone3を他のデバイスと差別化しうる、強烈な個性と言えそうです。

近距離の暗所撮影で威力を発揮しまくりなわけですが、合焦が迷わない上に正確で、ライブ感溢れる飯テロ写真を量産できます。

席取りに負けて光量的に不利なポジションになっちゃっても、それをなんとかカバー出来るくらいには頼りになる感じです。

マクロ時の被写界深度もかなり浅いので、ピントの合わせ甲斐もあるというものです。

一点残念なのは、サードパーティーアプリでDNG保存は可能なのですが、フォーマットが公開されていないらしく、DNGから現像すると、色調が失われた感じの色褪せた仕上がりに…まあこの価格帯のスマートフォンにそこまで求めちゃだめですね。

これ以上やりたいならGoogle Pixelを買えって事ですかね。

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)について

私はこの機能が目当てでZenfone3を買いました。渡航時は活躍してくれる事でしょう。

しかし正直これだけ格安MVNO SIMが選べる時代になると、この機能の活用法って国内では難しい気がするんですよね。

昔は通話SIMと格安のデータ通信SIMの組み合わせで、コストを抑えつつもMNO(携帯通信事業者)のSIMを利用する…っていう使い方が出来たら素敵かな?と思ってたんですが、最近はMVNO自体が通話SIMにデータ通信機能が付帯したSIMを提供してるので、あんまり意味ないよなと。

とは言えこの機能を使わないのは勿体無いので私はIIJmioのDタイプ(docomo)とAタイプ(AU)を挿して使っています。都度切り替えは必要ですが、電波的な死角が殆ど無くなるのは、得難い安心感があります。

デザインについて

アルミとガラス外装のiPhoneに酷似するデザインで、非常に高級感のあるデザインで普段持ち歩く道具としては、申し分無しです。

液晶面のエッジが湾曲しており、これもデザインの一部だとは思いますが、ガラス製の液晶保護シートがほぼほぼ使えないという問題もiPhone同様です。

指紋認証

iPhoneの第二世代Touch IDと同じくらい認証が速く誤認識少なくストレスありません。

ただ背面に指紋センサーがあるのですが、これは使いやすいかどうかは疑問に感じます。

というのも5インチ以上の大きさのデバイスのやや上目の左右中央にセンサーがあるものですから、指紋センサーに触れるという動作と、スマートフォンを操作しやすいホームポジションに持ち直すという最低2アクションが必要なわけです。

iPhoneとかだと指紋認証が完了した時点で既にホームポジションですから、これと比べると不便だなと感じます。

またこれはZenfone2の時代から感じていた不満ですが、背面に操作ボタン等があると、フリップを背面に回すようなケースとの相性が最悪なんですよね^^;

まとめ

ZE520KLはコストパフォーマンスに優れた優良端末であるというのが総評です。

ただZenfone3には様々なモデルが存在しますが、グレード(値段)が上がる毎に他メーカーとの差別化という意味では特色が希薄になって行く傾向のように感じます。

その値段出すなら他メーカーのフラグシップを買うという選択肢も見えてきますので…

カメラ性能が予想を上回る感じでしたし、カメラモジュールは全モデル共通ですので、とにかくカメラ性能は重視したいが値段は抑えたい…っていう場合にはZE520KLやZC551KLといった廉価モデルは非常に良い選択だと言えそうです。

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Androidスマートフォンにおける位置情報ゲーム向きデバイス考察

機種毎にGPS精度にかなり差があるAndroid端末

私は去年Zenfone2をIngress目的で買っちゃったのですが、位置ゲー向けとは言い難いデバイスでした。

位置ゲーにおける最も重視されるハードウェア的な性能は恐らくGPSだと思われますが、Zenfone2のそれはドリフトが激しく、1メートル単位での測位が求められるIngressなどにおいては非常に使い辛いという結論にしか至らなかったわけです。

その後私のAndroid購入履歴としては、Xperia Z5 Compact(グローバル版)、Zenfone3(国内発売版)となったのですが、これらの端末のGPS精度はiPhoneに迫る程で非常に満足しておったのでした。

生じた疑問

しかし同時に疑問も生じました。
昨今ではGPSモジュールの低価格が進んでおり、コスパ重視のスマートフォンであっても粗悪品を採用する部分では無いですし、一年やそこらで急激に変化の見られるパーツではないはずなのです。

同じメーカーが発売するZenfone2とZenfone3でこれだけGPSの挙動に差が生じている理由は何か?

私のAndroidスマートフォン(タブレット)仕様歴から予測してみたのですが「CPUがQualcomm社製Snapdragonであるか否かでGPSの挙動が大きく変わる」という結論に至りました。

Qualcomm独自のIZat(イズアット)というGPSアシスト機能

IZat | Products | Qualcomm

Qualcomm製CPUにはIZatという測位精度を向上させるテクノロジーがサポートされており、これの有無が位置ゲー向きか否かを大きく分けているように思えます。

位置情報ゲームが受けるIZatの恩恵

QualcommのIZat解説ページによると、スマートフォンの各種センサーから得られる情報をも測位の為に活用しているようです。
興味深いのは加速度センサーも利用されている事で、これによりGPSドリフトと呼ばれる現象はかなり抑止されてるんじゃないかと予想します。

「加速度センサーの反応は少ないのに1秒間に数メートルも移動するはずがない、これはGPS誤差だ」と判断してピタッと位置を止めてくれる。

Snapdragon搭載のZpera Z5 Compact、Zenfone3、Nexus7(2013)などを使っていると、まさにこういった挙動のように感じます。

言い換えれば数メートル誤差が生じていようとも「任意の場所で停止出来る」という事が出来れば位置ゲー的にはとても便利になります。

GPSの電波が全く届かないような地下エリアでも近隣のWi-Fi情報などから位置を割り出せる、という点もIZatの恩恵だと思われます。(Google標準にもこの仕組みはありますがIZatの方が測位に掛かる時間が短い気がする)

但し国内キャリア発売スマートフォンだとIZat機能が…

Snapdragon搭載のスマートフォンであっても大人の事情でIZatを無効化されているデバイスもあるようです。
無効化されてないけどオプション扱いでユーザーが自発的にIZatをOnにしないと使えないようにしていたり。

「Googleですらない第三者機関のクラウドにデバイスの各種センサーが収集した情報をアップロードするのはいかがなものか?けしからん。」

好意的に捉えれば日本のキャリア(メーカー)はこのように考えてるのかもしれませんが、ユーザーを囲い込むような仕組みを自社が提供するのはよいが、他社のは許せない、機能を殺して販売してやる、といった非常に情けない理由なのかもしれません。

まとめ

IZatの有効性を体感してしまうと位置ゲー向けAndroidスマートフォンに求められる最低必須条件はIZatが使える事、と結論付けざるを得ません。

つまりCPUにSnapdragonを採用しているスマートフォンです。

前述しましたが国内キャリアが発売するスマートフォンはIZatが無効化されているケースがあるので注意が必要です。

via PressSync