GARMIN の新型フォアランナー (970/570) について思う事(雑感)

これは Fenix8 の時点でうっすら感じていた違和感が、新型フォアランナー(970/570)の仕様と価格で「これはおかしいぞ」と確信に変わった、という話です。

GARMIN のスマートウォッチが他社と一線を画してるのは、単体で一通りのことができるよう設計されてる点だと思うんですよね。

特にランニングを行うユーザーにとっては、GARMINデバイス単体で地図確認、音楽再生、電子決済が行える事によって、自宅周辺を走るくらいなら、スマホなしでランニングに出かけられるのは本当にありがたい。

このコンセプトは登山などでも非常に有効で、無電波でスマートフォンが無力化してしまうようなシーンでも、GARMINのスマートウォッチは独立して機能性を損なわずに使用できます。

GARMINスマートウォッチはこの方向性で進化を続けて頂きたい、と思っているのは私だけでは無いと信じているのですが、Fenix8や新型フォアランナー (970/570) で追加された「マイク&スピーカー」に関しては「方向性を逸脱してないか?迷走してないか?」と感じます。
要はスマホ前提のBluetoothヘッドセットってことですよね。。。

もちろん、あるに越したことはない機能ですが、「ハードの進化って結局これだけ? それが値上げの理由?」と感じるユーザー、けっこう多いと思うんですよね。

物価高の影響がある、とは言え、旧モデルからの値上げ幅が大きすぎるので、機能性に対して妥当な価格であるか?という点については消費者から厳しい目が向けられるでしょう。

メーカー側としても物価高な世の中なので、付加価値を乗せて高く売らざるを得ないという事情も分かるんですが、GARMINのスマートウォッチに求められてる付加価値って、あくまでもアウトドア志向のオフライン時の利便性じゃ無いかなぁ?って思うんですよね。

そういう意味だと inReach の衛星通信機能の実装とかなら、今以上の値上げ幅でも納得出来るユーザーは多いような気はするんですけど。どうなんでしょ?

GoPro Hero 13用のデュアルバッテリーチャージャーは買う価値があるのか?

歴代のGoProシリーズって電源周りがポンコツなんですよね。
GoProにバッテリーを入れてGoPro本体にUSBケーブルを接続する充電方式は、バッテリードアを開けた状態で充電する必要があるため安定性にかけますし、最大1個しか充電不可。

フル充電したつもりが微妙にフルになっていない、という事が頻発するので、GoProは外部充電器による充電が必須というのが個人的結論です。

じゃあ外部充電器を使えば幸せになれのか?と問われるとHero12以前の純正バッテリーチャージャーはぱっとせず、Hero13用の外部充電器がようやく及第点かなぁ?というものでした。

ちなみにHero12以前の純正バッテリーチャージャーの充電時の電力を計測してみると7ワット弱。。。

以下はサードパーティ製の最大3個まで充電可能な充電器。12ワット以上出ており、純正品よりも充電速度が速いっていうね。

Hero13用のバッテリーチャージャーは公式サイトには2時間でフル充電とありましたが念の為に実測しました。
結果としては公称値通りといって良い結果です。

PDにも対応しており実測で21ワット以上出ています。

まとめ

急速充電に対応しているDJIのOsmoシリーズなどの比較してしまうとめちゃくちゃ遅くて不便です。

が、GoProを使わざるを得ない理由があるユーザーにとっては、買っても損はない充電器かな、という感想です。

「買っても損はない」というのは、GoProは安価なサードパーティー製チャージャーが多く出回っているんですよね。
Hero12以前は、純正チャージャーがサードパーティー製と比較して性能差が無いわりには、価格は倍くらいするという「信者しか使わんだろ」という微妙スペックだったのですが、Hero13用のそれは価格(サブスク限定でおおよそ4000円)に見合った製品という感想です。

登山に最適なのはどっち?Instinct 2とfēnix 7X Proの電池持ちを比較

GARMINのスマートウォッチを選ぶうえで、電池持ちは重要なポイント。
今回は、MIPディスプレイ搭載モデルにフォーカスして、実際の使用感と電池の減り具合についてまとめてみました。

※AMOLED搭載機については今回はスコープ外です。


MIPディスプレイはなぜ電池が長持ち?

MIP(メモリーインピクセル)ディスプレイは、「画面を書き換えるときだけ電力を使う」という省電力仕様。
KindleなどのE-Inkと同様に、静止画面を表示しているだけならほとんど電池を消費しません。

その反面:

  • 表示できる色が少ない
  • 表示の滑らかさが劣る
  • 解像度がAMOLEDに比べて控えめ

といったビジュアル面の弱点はありますが、屋外での視認性は抜群
外光を反射して表示を読む仕組みなので、明るい場所でも非常に見やすいのが特徴です。


ソーラー充電性能の違い

  • Instinct 2:太陽光が十分あれば、1時間で約3%の充電が可能
  • fēnix 7X Pro:3時間当てても1%も充電されず…

Instinct 2のソーラー充電は実用的ですが、fēnixシリーズのソーラーはおまけ程度と割り切った方が良さそうです。


GPSアクティビティ利用時の電池消費

登山中にGPSログとルートナビを使用して、以下のような消費量に:

  • Instinct 2:約20%消費
  • fēnix 7X Pro:約10%消費

ルートナビや高度確認などハードに使っても、fēnixの方が消費が抑えられている印象。
ただしこれはバッテリー容量が大きいことによるもので、ソーラー充電との相性はイマイチです。

一方のInstinctは、バッテリーが小さいぶんソーラー充電の効果を実感しやすいですが、
高負荷な使い方では消耗も早め。


まとめ:登山スタイルで選ぶべし

  • 2〜3日以内の登山なら → fēnix 7X Pro
    → 大画面で高機能、バッテリー持ちも安心。
  • それ以上の縦走や電源確保が難しい登山なら → Instinct 2
    → ソーラー充電による自力復活が期待できる。

使い方や登山スタイルに応じて、賢く選ぶのがコツです。


補足:モバイルバッテリーがあれば?

もちろん、モバイルバッテリーを持参できる状況であれば、どちらを選んでも好みによる部分が大きくなります。
しかし、遭難や長時間の電源喪失といった極限状態を考慮すると、Instinct 2が有利です。

なぜなら、完全に電池が切れても、ソーラー充電で自力復活が可能だからです。
これはAMOLED搭載機やfēnixのような大容量モデルにはない安心感であり、
「最後の頼みの綱」としての信頼性がInstinctにはあります。

時計をInstinct2からfēnix7x Proに買い替えました

2025年、fēnix8・Instinct3が登場

2025年に入り、新モデルであるfēnix8とInstinct3が発売されました。私はこれまでInstinct2を愛用していたので、順当にいけばInstinct3シリーズへの買い替えが妥当だったかもしれません。

しかし、スペックを調べてみるとInstinct3の光学心拍計は1世代前のものを採用しており、7〜8万円の出費に見合う進化を感じることができませんでした。

さらに、Instinct3にはAMOLED(有機EL)ディスプレイ搭載モデルも登場。しかし、Instinctシリーズのシンプルさを愛してきた身としては、「Instinctのコンセプトから逸脱しているのでは?」という疑問が湧き、購入意欲が揺らいでしまいました。

もしAMOLED版のInstinct Crossoverが発売されていたら、少し心が動いていたかもしれません。(←どっちやねん)

この投稿はスマートウォッチの価値はロングバッテリーである、という価値観の人間が書いているため、通常サイズやSモデルについては一切言及しません。一番サイズの大きなXモデル(51mmモデル)についてしか言及しませんので、トータルの情報を求めている方は、この時点でブラウザバック推奨です。

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冷凍宅配弁当サービス主要5社 徹底比較レポート

近年、自宅で手軽に栄養バランスの取れた食事ができる冷凍宅配弁当サービスが人気を集めています。今回は、特に注目度の高い以下の5つのサービスを中心に比較しました。

  • ナッシュ(nosh)
  • 三ツ星ファーム
  • オイシエダイニング(Oisie Dining)
  • マッスルデリ(Muscle Deli)
  • 食宅便(しょくたくびん)

それぞれ「料金」「品質(味・食材・栄養)」「顧客対応」「配送や利便性」「メニューの多様性」「健康・ダイエット対応」「その他の特徴」の観点で詳しく検証し、必要に応じてランキングや評価も交えて解説します。サービス選びの参考にしてください。

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2022年に発売されたSONYのAPS-Cレンズを旅行用に一通り購入して使ってみた

2022年に発売された、SEL11F18, SEL15F14G, SELP1020Gについての感想になります。

全レンズ共通的な仕様、特徴をまず述べておきますと、

  • レンズ内手ブレ補正(OSS)に非対応
  • ブリージング補正に対応
  • 全モデルAFが非常に速い

という点を挙げる事ができます。

OSS非対応の点は全て広角レンズなので問題ない(意味ない?)と思われます。
私はこれらのレンズをボディー内手ブレ補正のあるFX30で使用していますがアクティブ手ブレ補正は良好に効いています。

「ブリージング補正」に関しては3モデルと大きな性能差は感じません。

AFの速さは流石SONYといった所で、AF乗り移り感度、AFトランジション速度の設定をフルに引き出せます。

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GoPro Hero13ってどう?

結論から書くとHero12と比べると大幅進化、11から比較するとマイナーアップデート、という感想です。

やはりHero12が酷すぎた。
Hero12はGPS未実装、リサイクル素材のようなユーザーは何も得しないちゃちい外装。ふざけとんのかと。

Hero13はこの点が改善しており、ソフトウェアが使いやすくなっています。

外装はレンズの下にヒートシンク?っぽいパーツが増えたくらいで旧モデルと同じなのでメディアモジューラやVoltaといった純正オプションは引き続き使用できます。
Maxレンズモジューラ1.0は非対応で2.0から対応。ケチだなぁ。

バッテリーが大型化しました。これに伴いHero9~12まで使用できていたバッテリーが使用できなくなり、既存のGoProユーザーはバッテリー資産を活用できません。
既存のGoProユーザーが他社に逃げるきっかけになりかねないのでは?と思ってしまうのですが、それをGoPro自身が予測できていないとは思えず、
このリスクを冒してでもカメラをあるべき方向性に進化させる道を選んだ事は評価したい、

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Osmo Pocket3 の1週間使用レビュー

ネガティブな所からまず書いておきますが、前モデルと比較して大きくなったのが若干不満なのと、街歩き撮影している時に、フォーカスがレンズ周辺の手前の電柱やポールに持っていかれる事が多々あるんですよね。中央部の視界が広く開かれている状況であるにも関わらず。

というかパンフォーカス時に、微妙に合焦していないような気がする?

意図としては中央にフォーカスを合わせたいのに合わない事が多々あります。

2023/11/01にファームウェアアップデートがリリースされており「フォーカス」に関しての改善にも触れられていたので、また数日使い込んでみて改善がみらええるか確認しよう、という状況です。
センサーサイズが大きくなった事に対する贅沢な悩みですけどね。

以下はファームウェアアップデート後に撮った動画

にしても現状(初期ファームウェア?)のフォーカスのアルゴリズムは何か変な気がする。

あと急速充電をOffに出来ないのも使っていて気になるポイントですね。
いや、いいんですよ、急速充電。めちゃくちゃ速くて便利。

ただ急速充電は一般的にバッテリーに対する負荷が大きいので「いたわり充電」みたいなモードも設けてほしいなぁと。

1週間旅行などで使ってみた感触だと急速充電は目茶苦茶便利。だがこんな使い方を続けていると可也早い段階でバッテリーの劣化が進むことが予想されたので、後付けでメーカーの追加保証(2年)をケイヤクしました。まんまとDJIの策略にハマってしまった。

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Osmo Pocket3購入

満を持してという感じで発表来ましたねー、DJI Pocket3。というかOsmo Pocket3なのか。

早速注文しました。

旧モデルのDJI Pocket 2は神カメラと言って差し支えない名機だと思うのですが、2023年現在となっては「色深度10bit非対応」というのが、いくら小型カメラというジャンルの製品とは言え非力に感じる部分でした。
一応DJI Pocket2はD-Cinelikeには対応しているのでLog撮影っぽい事は出来るんですけど、8bitであるが故にトワイライトの空のバンディングとかが気になって、「なら最初からノーマルカラーで撮って出しすればいいか、DJIカメラのホワイトバランスは自然だし」みたいな風になっちゃってたんですよね。

最新ドローンのDJI Mini4がHLGに対応可能しているのでDJI Pocket3にも実装されるのだと期待しておったのですが、
期待通りHLG対応来ました。

カット編集以上のややこしい編集を行いたい場合はHLGはLog素材並みに難度の高い素材ですが、私みたいな初心者がカラーグレーディングに挫折したとしても、HLGなら生の素材としてもそのままでも使えるので、これで保存できるのは非常にありがたい。
HLGは意識の高い初心者向きの保存形式だという認識。
更に高みを目指すユーザーは10-bit D-Log Mで記録する感じなのでしょうか。

1インチセンサー化も非常にありがたい対応で、ここはちょっと嬉しい誤算でした。
というのも私はDJI Pocket3(Osmo Pocket3)のスペックは、DJI Mini4 Proのカメラの流用だと予想してたのでセンサーサイズは1/1.3inchだと思っていたんですよね。
Mavic Airといった1インチセンサー搭載のドローンで撮影した事はないので、どれくらいの画質向上が見込めるのか手元に届いてみたいとわからないのですが、今から楽しみです。

旧モデルから比較してF値がF1.8からF2.0と少し暗くなっているのが気になりますが、この辺はセンサーサイズの大型化でカバーできる感じなのでしょうか。

あと、回転式のタッチディスプレイはスペックを見るまではキワモノだと思っていたんですが、
スペックを見ると輝度が700nitsに対応していて、単にちょっと表示サイズが大きくなっただけではなさそうなのが好印象です。

やはり撮影中にライブビューで確認できる映像が綺麗に表示されるほど、テンションがあがりますので。

続きは実機が手元に届いてから色々と試してみたいと思います。

MAXレンズモジュラー2.0の発売でMAXレンズモジュラー元年がやっと来たと思った話

MAXレンズモジュラー2.0という超広角レンズがGoPro Hero12と同時発売されました。

これによりHero11以前に対応していたMAXレンズモジュラーは「1.0」となったようです。

個人的感想ですがMAXレンズモジュラー1.0は使う意味がありませんでした。

解像度が2.7Kまでに制限されて色深度が8bitでしか撮影できずゴミとしか言いようがなく。

「いうても2.7Kなら8bitならそこそこの映像が撮れるんでは?」という期待もあっさりと裏切られる画質の悪さ。

これなら標準レンズのリニア画角にサードパーティー製のワイコンを付けた方がいいマシじゃね?っていう。

この不遇なMAXレンズモジュラー1.0ですが一応GoPro Hero12でも使用できます。

システム設定で1.0か2.0を選ぶ形になっています。

GoPro Hero12でMAXレンズモジュラー1.0を使用した場合、最大解像度は2.7Kになり、基本的にはGoPro Hero11と同等の撮影設定が可能です。

ヘンテコ仕様としては色深度もHero11と同じく8bit固定になるので画質の悪さは代わらず。

Hero12は何故プリセット毎に設定可否が分かれるような項目(ビットレートと色深度)をシステム項目に昇格(降格?)したのか理解に苦しみます。

タイムラプスも8bitでしか録画できないのに混乱の元としか思えないんですよね。

話逸れましたがMAXレンズモジュラー1.0はHero12においてもゴミですが「2.0は画質的にまあまあ使える」というお話です。

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