国内版が待ちきれなかったのと台湾ー高雄空港の免税店で不運にもZenfone2が視界に飛び込んできた為入手してしまいました。
日本で使う上では対応バンドを考えるとグローバル版より国内版が良いのだろうなぁとは思ったのですが、グローバル版はシャッター音が消せるという利点?がある上に国内版の価格よりもかなり安い、私は海外で使うことが多いので、必ずしもグローバル版の日本国内利用における弱点が弱点にならないのでは?という思案をボーディングタイムまでの10分間で脳内で駆け巡らせたのでした。
私は久しぶりにAndroidのハイエンド端末を入手したのでAndroid同士の比較は出来ませんので、iPhone6Plusを基準に感想などを書き綴っっていきます。
異様に裏蓋が開け辛い
出来るだけ軽量化薄型化を実現したい、という事で樹脂製の爪で薄い裏蓋をパチっとはめる系のスマートフォンは最近多いと思うのですが、Zenfone2の裏蓋は何せ硬く本体とくっついています。かなり力を入れないと開かない為、壊れないかと不安になります。爪が短い人はまず素手で開ける事は不可能…
これだけ硬いとなると専用のオープナーが付いてても良いのでは?と思いました。
しかもSIMスロット、SDカードスロットは裏蓋を開けた所にある為、空港のSIM屋で新しいSIMを装填する際にはかなり難儀しそうな予感です。
幸いにも?樹脂製の裏蓋は開閉を繰り返すうちに開けやすくなる為、それほど問題にはならないかもしれないですが、この事自体が精神衛生上我慢できるか否かでユーザーを分けそうな気がします。
Zenfone2は性能怪獣なのか?
メモリ(RAM)が4GBのモデルを入手したのですが、今までiOSデバイスを中心に使って来た私にとっては確かに怪獣のように感じます。
そもそもiPhoneは最高スペックの6Plusですら実行メモリが1GBしか搭載しておらず、iOSのバージョンが上がるたびにメモリ管理がおかしくなっていて、メモリを多く消費するアプリはほとんどシングルアプリモードみたいな使い方しか出来ません。ってか大して重くないWebページのブラウズでも裏のタブページがどんどんアンロードされるってどういう事なん…
その点、Zenfone2はかなりのタスクを同時実行しても裏のアプリがアンロードされる事は少ないです。
Ingress、Intel Map(ブラウザ)、Twitterクライアント、Swarm、カメラ、これだけのアプリを同時に起動してもまだ余裕があり、タスクの切り替えもスムーズです。
iPhone6Plusの場合は、Ingress、Intell Mapのこの2つですら排他的にしか起動せず、到底ガチプレイIngressに向いているとは思えないわけです…
充電速度が遅い
皆さんご存知の通りIngressはめちゃくちゃバッテリーを消費するゲームです。というわけでバッテリーマネージメントがゲーム内の戦略戦術と同じくらい重要な問題ごとなのですが、高速充電を行うにはかなり条件が厳しいみたいでして。
高速充電を行うにはケーブルはサードパーティーのケーブル(急速充電に対応している高品質なケーブル)でも良いみたいなのですが、充電器は対応充電器が必要な模様…
純正充電器で充電するとバッテリーアイコンが稲妻とプラスのマークに変わります。プラスマークの表示が急速充電である事を示しているようです。
しかし対応しない充電器で充電すると非常に遅い…。1A前後は出るようですがZenfone2のように大きなバッテリーを搭載しているスマートでこの電流ではかなり遅いと言わざるをえず。
ちなみに電池残量ゼロの状態からAnkerの充電器で充電してその受電速度を測ってみたのですが、40分経過後も電池残量は10%にも満たず。なんでこんな事になるのか…
付属の充電器使えばこのような事はないのでしょうけど、充電機器との相性によってこんなにおかしな事になると、短い時間でガツンと充電できるという事は全く期待出来ません。常に対応充電器を持ち歩いていれば話は別ですが。
液晶画面が明るくて暗い
最低輝度状態がかなり明るく、最高輝度状態が少し暗いんですよね…いや、日常使う上で全く問題無いレベルですがIngressをやってると炎天下の中スマートフォンの画面を確認するという事は日常的にありえます。
炎天下で全く見えなくなるほどには暗くは無いのですがIngress用スマートフォンとして考えると少々残念な点であります。
この点、iPhone6Plusの圧勝です。
GPS感度は上々だがA-GPSがiOSにおよばない
これはZenfone2だけではなくAndroid全般に言える事なのですが、A-GPSの誤差補正がiOSと比較するとかなり怪しいように思えます。
IIJmioのMVNO SIMを使っているのでA-GPSがうまく働いていないのでは?って可能性もなきにしもあらずなのですが、同じIIJmio SIMを挿しているiPhone6PlusはキャリアSIMを挿しているiPhone5Sと殆ど同じ正確な精度で位置を特定出来ているので、その問題ではないと結論。
まあこの辺は今までiOSばかり使って来てたので、補正の癖の違いに戸惑ってるだけかもしれ無いですが。
まとめ
正直メモリの多さしか魅力を感じないデバイスですが、この大容量メモリを搭載しているスマートフォンであるという事がIngress用スマートフォンとする上で得難い資質のように思えます。
via PressSync
「Ingress用にZenfone2を買ってみた」への1件のフィードバック