Jelly Proをタイで使ったら意外と便利だった話

Jelly Proは超小型デバイスながらDSDSにも対応しているという稀有な存在なのですが、第二スロットは2Gまでしか対応しておらず、2Gが停波している日本では実質使えないのであんまり意味がなかったりします。

Jelly Pro

タイも2Gは廃止されてるのかな?、と思ってたのですが、完全には無くなっていないようで意外と繋がるんですよね。

Jelly Pro

Jelly Pro

海外旅行中は現地SIMを普段使っているスマートフォンに入れて使うのが便利なのですが、その間日本のSIMをどう運用するんだ?っていう問題は常にありまして、別途携帯電話を用意すればいいだけの話ではあるのですが、Jelly Proだとこのコンパクトさで最大2回線同時に待ち受けれるというのは荷物を減らしたい旅行中などは非常に使い勝手が良いですね。

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超小型スマホ Jelly proのケースとかアームバンドとか

純正ケース

ストラップホールならぬカラビナホールが付属するスマートフォンケースは今まで見た事がありませんw

純正品だけあって各種インターフェイスに開口部がぴったり合っています。

アームバンド

こちらも純正品なのでジャストフィットです。

Jelly proはとても小さなスマートフォンではありますが、MP3プレーヤーなどと比べるとやはり大きいですね。それなりに存在感があります。

この状態で走ってみましたが重さを感じない程には使えますし、その軽さ故に腕振り動作で装着位置がズレるという事もありませんでした。

私の経験上ですがiPhone SE以上の重さになると身体の重心も狂ってきますし、重さでずれてきたりしますので、圧倒的軽さを誇るJelly proは現行最強のフィットネススマートフォンかもしれません。

GPSも付いてますので、これ単体でアクティビティ記録可能ですし、もちろんBluetoothで音楽を飛ばしたりも可能です。

これで防滴性能くらいあればなー。

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超小型スマホJelly proを買ったのでGPSデータロガーとして使えるか検証してみた

買わない理由を探しては見送ってきましたが結局買っちゃいました。

主な用途はGPSデータロガーを想定しています。

意外と文字は打てる

他の方のレビューにもあると思いますがQWERTYキーボード親指入力でも打ち間違いは多くなるものの、現実的なレベルでの入力が可能です。
しかし画面の端の方はかなり認識が悪い模様。

画面左上に戻るボタンが共通的に表示されますが、これを狙って押すことは困難です。しかしホームボタンの左のタッチボタンが固定的に「戻る」にアサインされているので困る事はないです。

困るのは右上に配置されているボタンですね…かなり難度高し。

パフォーマンスは良いがバッテリー残量が溶けていく

画面の解像度が小さい恩恵だとは思うのですが、何を行ってもキビキビ動作しています。

Lightroomモバイルすらも実用的なレベルで動作するという意外なほどのハイパフォーマンス。しかしながらバッテリーの消耗も激しくTwitter閲覧とか軽めの操作をしてるだけでもすぐにデバイスが熱くなります。というかバックライトの消費電力の割合がほとんどですので、CPUの負荷というよりはスマートフォンの画面を覗いている時間が同じならば、どんな処理をしていたとしても等しくバッテリーを消費する感じです。

輝度90%でNetflixを観たら2時間くらいで切れます。気になるのはBluetoothの消費電力ですね…この時確かにBluetoothはOnにしていましたが何も接続していませんでした。

消費に対して充電速度は速くない

計測してみたところ5V=0.44Aという昔ながらの入力です。気になったのは頻繁にに電流が0.2A付近に落ちてまた0.44付近に戻るという挙動なのですが、なんだろこれ?

フル充電には2時間半前後かかりますが使い方によっては使用時間よりも充電時間の方が長い、といった事が起きます。

Jelly proは格安スマホも真っ青な程に普通に使えるAndroidスマートフォンですが、どういう仕組みでバッテリー残量が消費されていくのか?という事を理解し自己解決出来る人しか使ってはいけない端末だと感じます。

GPS精度は普通

買う前から他の方のレビューなどを見てGPS精度は悪いと覚悟していましたが、思っていたほど悪くなくて安心しました。最近のGPS精度が良いと言われている機種と比べると悪い、というレベルですので格安スマホ感覚で十分実用に耐えます。

専用のGPSデータロガー並みのサイズで自発的に通信の行えるAndroidスマートフォンであるということは非常に有利な点があります。

いろんなGPSアシストを受けれるので屋内でもそれっぽい座標を得ることができるので記録が途切れる事は無いですし、自動的にGoogleロケーション履歴にアップロードしてくれるので、私みたいなデータジャンキーにとってはライフログ的な位置情報の記録に非常に向いているデバイスです。

GPSデータロガーとして使った場合の電池の持ち

使用するアプリはGPSLogger、Jelly proは常に身につけた状態での計測です。

検証1

「GPSを常にOn」はOff、「保存周期」は15秒間隔、「活動状況の自動認識」はOn。この設定で約12時間保ちます。おお、これは意外なほど良好な結果。

検証2

次はちょっと欲張った設定で「GPSを常にOn」はOn、「保存周期」は10秒間隔、「活動状況の自動認識」はOn。この設定だと4、5時間しか保ちませんね。「GPSを常にOn」オプションはかなりバッテリーを消耗する模様。

検証3

今度は検証1の設定でWi-Fiテザリングを常時Onの場合。GPSデータロガー兼モバイルWi-Fiルーターって素敵やん?と思ったけど4時間くらいしか保たないな。これは厳しい。

まとめ

Jelly proは市街地におけるGPSデータロガーとして非常に優秀だと思います。いや他にももっとGPS精度がよくて電池の保ちがよい端末はいくらでもあるんですがね。この小ささだけは今のところJelly proの代替になるものは無いです。

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