GoPro Hero12の高ビットレート撮影が安定動作で楽しい

個人的にGoProは自転車とかアウトドアで使う事が多い私は Hero12はGPS未実装なので利用シーンが限定されるなぁ、という結論です。

しかしながら従来モデルと比較して熱で落ちにくくなった事は、オーバーヒートとの兼ね合いで常にパワーセーブして使用せざるを得なかったGoProにとっては福音だと思うんですよね。というか私にとっては福音でした。

初回のボロクソに書いたレビューは何だったのだ?というくらい 、Labsで設定できる高ビットレート設定「BITR」が楽しくて色々とテスト撮影をしているのでした。

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GoPro Hero12の(実用上の)画質ってHero11の2〜3割増しだよね、という話

GoPro Hero12のGPS未実装が残念でならないのですが、電池持ちの改善とオーバーヒート耐性の向上は確かに旧モデルから比較してのアップグレードとして認めざるを得ません。

上の動画はGoProの純正電源であるVoltaでHero11と12の消費電力を比較してみた動画です。
画質設定は5.3K/30FPS ビットレート:高、色深度:10bitです。

Hero12は平均4.4W、Hero11は平均4.7WとHero12では燃費が7%向上しているのが見てとれます。

たった7%か、って感じなのですが2週間実用してみた感覚としてはオーバーヒート耐性も向上しており、今までHero11では高画質設定すぎて短時間でシャットダウンしてしまっていたようなシーンでも落ちずに頑張り続けるんですよね。
体感、2、3割は熱に強くなったイメージ。

やはり消費電力が下がるイコール発熱が抑制されるので、色々と好循環に問題が解決するんでしょうね。

というわけで風を受けれないような撮影シーンではHero11では妥協して画質を下げざるを得なかったようなシーンでも、Hero12ではガンガン画質を上げれるんですよ。

https://github.com/gopro/labs

GoProにはLabsという取り組みがあって公式ファームウェアには含まれていない実験的に実装された新機能を使えるファームウェアを配布しています。

特筆すべきはHero11以降の機種で利用可能な撮影画質に関する設定オプションがあります。

一番使いやすい設定は単純にビットレートを上げる設定で、BITR=200などと設定する事で、本来標準ファームウェアで設定できるビットレートの限界突破ができるという。

以下はその設定で撮った動画になります。

https://youtu.be/wWlQ7WaE0PI?si=XOboXCpUkXUIrKt0

※2023/10/05追記
輝度調整した版を再アップロード

やはり電池消耗は激しくなりますがHero12では5.3K(16:9)/30FPSで長回ししても熱で落ちる事は一度もありませんでした。

ちなみに5.3K(8:7)で撮影するとSDカードの書き込み速度が追いつかず5分くらいで撮影停止してしまいます。

使用したのはSandiskの最大90MB/sの推奨メモリーカードなのですが、これでは性能足りない模様。

ProGradeのMicro SDカード買おうかなぁ。相性合うのか分からないけど。

他社製のLOGファイルにカラースペースを変更できるLOGBというオプションも面白いです。

GoPro Hero12というカメラは色々と遊べそうですね。

via PressSync

MAXレンズモジュラー2.0の発売でMAXレンズモジュラー元年がやっと来たと思った話

MAXレンズモジュラー2.0という超広角レンズがGoPro Hero12と同時発売されました。

これによりHero11以前に対応していたMAXレンズモジュラーは「1.0」となったようです。

個人的感想ですがMAXレンズモジュラー1.0は使う意味がありませんでした。

解像度が2.7Kまでに制限されて色深度が8bitでしか撮影できずゴミとしか言いようがなく。

「いうても2.7Kなら8bitならそこそこの映像が撮れるんでは?」という期待もあっさりと裏切られる画質の悪さ。

これなら標準レンズのリニア画角にサードパーティー製のワイコンを付けた方がいいマシじゃね?っていう。

この不遇なMAXレンズモジュラー1.0ですが一応GoPro Hero12でも使用できます。

システム設定で1.0か2.0を選ぶ形になっています。

GoPro Hero12でMAXレンズモジュラー1.0を使用した場合、最大解像度は2.7Kになり、基本的にはGoPro Hero11と同等の撮影設定が可能です。

ヘンテコ仕様としては色深度もHero11と同じく8bit固定になるので画質の悪さは代わらず。

Hero12は何故プリセット毎に設定可否が分かれるような項目(ビットレートと色深度)をシステム項目に昇格(降格?)したのか理解に苦しみます。

タイムラプスも8bitでしか録画できないのに混乱の元としか思えないんですよね。

話逸れましたがMAXレンズモジュラー1.0はHero12においてもゴミですが「2.0は画質的にまあまあ使える」というお話です。

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GoPro 偏愛者によるGoPro Hero12の10日間使用忖度ありレビュー

GoPro Hero12の発売から1週間が経ち、色々な方がレビューを出されていますが、よくも悪くも事前情報と大きく乖離するような情報は無いかな?という所だと思います。

これを書き始めている時点で私が違った切り口でレビュー出来るのかはわかりませんが、とりあえず書き始めてみます。

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GoProの純正パススルードアに最適なUSB Type-C L字コネクター

GoPro純正のバッテリーカバーであるパススルードアは横に飛び出てる形状であるため、運用上邪魔っけに感じる事が多いです。

しかし構造上、ケーブルを挿した状態の密閉性が非常に高く、ウェザープルーフ性能としては申し分なく、上方向からの漏水はほぼ防いでくれるので無駄なデザインとも言い切れないのですよね。

サードパーティーの類似製品はツライチなデザインでUSBポート部に孔が開けられているだけで非常にスッキリするのですが、ウェザープルーフではなくなる、というのと、Voltaで使用する場合にコネクター部が浮いて非常に不安定になるんですよね。

というわけでGoPro純正のパススルードアを活用する方向性で少しでも便利に使える方法はないものか?と模索して見つけたアイテムがタイトルのものになります。

純粋にL字コネクターとしては首の部分が長い無駄の多いデザインのように見えるのですが、これのおかげで純正のパススルードアとジャストフィットします。

USBケーブルと本コネクタの結合部に養生テープでも巻いておけばウェザープルーフ的には完璧ですかね。

GoProを汎用的に使いたい場合はQRControlが必須かも?という話

GoProって小型軽量なのに動画画質がかなり綺麗という旅カメラにもってこいと思われがち?なアクションカムだと思うんですよね。

しかし「暗所に弱い」というセンサーサイズの小さなカメラの宿命があるので、夜間の活動時間の長い旅行での利用だと「全シーンの半分くらいにしかまともに対応できない」というのがGoProに対する個人的感想なのですよね。

とはいえ旅程にウォータースポーツの予定がある場合にGoProはマストアイテムとして持って行かざるを得ないし、それなら何とか頑張ってGoProだけを持っていって全てのシーンをGoProで撮れれば「荷物が減って素敵やん?」というスケベ心も芽生えてくるわけです。

実際、登山とかロングライド用途になってくると自分が持ち歩ける体力との相談になってくるわけでカメラはGoPro(とスマホ)だけで旅に出かける、という事はあり得るんですよね。

というわけで私なりにGoProを汎用的に使う場合の運用方法を色々と模索して固めてきてたのですが、それのご紹介記事になります。

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Falcam(Ulanzi)のGoPro用マウントが神だった

Ulanziというメーカーについてですが私は、低価格、お値段以上に高品質(但し超が付くような高品質ではない)というバランスが気に入って同社の製品をいくつか使っています。

今回、Falcamシリーズのベースマウントとクィックシューをいくつか購入してみたのですが、これがUlanziらしからぬ「超」高品質でびっくりしました。

剃刀一枚入らぬ結合部

安物のGoProマウントを買ってから後悔しがちなのが、ベースマウントとクィックシューの結合部のがたつきなのですよね。

ここがガタついていると撮影時に雑音が入ったり実際以上に余計なブレが発生してしまい、よい事が何もありません。

GoPro用のマウントは基本的に樹脂製なので多少安物でもそこまでガタつくモノは少なくのですが、GoPro純正品や、ちゃんと作っているサードパーティー製品は「かちっ」とクィックシューを嵌め込んだ後に、更に脱落防止のゴムで圧着度を高めています。

これがFalcamのような金属製のベースマウントとクィックシューだとどうだろうなぁ?と不安だったのですがそれは杞憂で、結合部は一切の隙間がなく、固定してしまえばあたかも最初から一つの塊のパーツだったのでは?と思わせるほど。

精度が高すぎる故に手探りで装着するのはやや難度が高く、ある程度真っ直ぐな角度でスライドしないと装着に梃子摺る事はありますが慣れれば問題無いかな。
外すのはGoPro純正タイプよりも明らかに楽になります、

工具なしでトルクをかけてサムスクリューを締め付けれるようにレックマウントのGP-Nezi2を利用してみました。これもいい感じ。

via PressSync

GoPro Hero 11 Mini用のサードパーティー製バッテリードアと現在の私のMiniの運用について

Miniの発売当初はサードパーティー製の販売がなかったので仕方なくお高い純正のUSBパススルードアを購入したのですが最近見たらサードパーティ製のも販売されていたので改めて入手してみました。

レビューが全然無かったので人柱な気持ちで買ってみたのですが素材はアルミでしっかりとしていて当たりでした。

MiniのUSBポートは標準GoProと比較して浅いので、このようなツライチのバッテリードアを取り付けた状態でL字型のType-C USBケーブルが挿せるのがいい感じです。

ついでに最近の私のMiniの運用方法をご紹介しておくと、基本的には旅行でしか使用しておらずリュックのショルダーベルトに取り付けたPOV撮影がメインになっています。

Miniは全く風のない固定撮影環境では比較的早めにオーバーヒートしちゃうのですが、徒歩などで移動する際に発生するそよ風レベルでも背面ヒートシンクが有効に働いてくれるので、実用シーンにおいては個人的には標準GoProよりも耐熱性が高い、と評価しています。

4K/30FPS ビットレート高という撮影設定で3月ピーカン宮古島で数時間連続撮影してみましたが一度もオーバーヒートしませんでした。

肝としては必ず外部電源で使用するという点と、空調の効いた部屋でも定点撮影になると10分くらいでオーバーヒートするのでそれを気をつけるくらいですかね。

屋内の定点撮影でも携帯USB扇風機を使えば全然大丈夫ですけどね。

外部電源必須なので純正のウェザープルーフ機能の為の飛び出た形状のバッテリードアではなく、今回入手したようなツライチのバッテリードアの登場を待ち望んでいたのでした。

この形状ならケーブルを取り付けたままケースが干渉せずにのケースの着脱ができるので便利なのです。

もともと私はPOV撮影に対してあまり興味はなかったのですが、Miniの特性的にPOV用途に非常に向いており、俄然活用している所なのでした。

via PressSync

GoPro分割動画の正しい結合(マージ)方法について

GoProで撮影した動画ファイルは(GPMF : GoPro Metadata Format)というメタデータが含まれています。
これは写真データのEXIFに相当する撮影時の属性情報なのですが、動画ファイルのメタデータに関しては各社独自フォーマットで統一化されていないのですよね。

GoProに関してはアクションカム固有の加速度、ジャイロ、GPSといったセンサー情報も含まれるため、かなり特殊フォーマットと言えるのですが、メーカー独自フォーマットであるこれらの情報を一緒にがっちゃんこしてくれる動画編集ソフトなど存在するはずなどなく、ユーザーが動画編集ソフトなどで結合した動画ファイルは、もれなくGPMF(メタデータ)が欠落してしまうのでした。

このGPMFが欠落すると何が困るのか?と問われると、 GoPro Player + ReelSteadyによる補正が行えなくなるんですよね。
それとGPS情報もなくなるので、将来的に速度計とか地図をオーバーレイ表示するような動画も作れなくなります。

なんだたったそれだけか、と思われる人もいるかと思いますが、全く関係のない話とも言い切れないのです。。。

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