実は今回、販売元からレビュー依頼を受けて書いています。
レビュー依頼を受けたのは初めてなのですが、このブログは身銭を切って入手したブツの情報を共有するというスタンスですので、最初は依頼を受ける気は無かったんですよね。
しかしレビュー依頼を受けたのも初めてですので、興味本意で条件をお聞きしてみたんですよ。すると条件は評価機を無料で頂けるという事と、書く内容に付いて商品リンクを貼る以外のレギュレーションは別段掛からない、との事で信用出来る販売元さんっぽい」という事で、レビューをお受けしたした次第。
「安いので自分で買ってレビュー書きますね」という提案も快く受け入れて頂きました。
そもそも、レビュー依頼を受けたブツはAmazonなどの評価を見る限りコストパフォーマンスに優れた商品っぽく、トータル評価も非常に高いので、レビューを書いた後も普通に常用出来る可能性があるだろう、という算段が私の中ではあったのでした。
今回レビューさせて頂くブツはEC Technology様のH-07になります。
アンボクシング
ANKER製品に似た感じ洒落乙梱包です。
取説(日本語あり)、本体、充電ケーブル、イヤーパッド、イヤーフックが同梱されています。
外観について
いたってプラスチッキーな感じで高級感は皆無ですw
光沢があるので写真写りは良いのですが、すぐに指紋で汚れちゃうのが困り物。
このBluetoothヘッドホンの競合製品で、もっとも近しい製品はBackbeat Fitだと思います。これと比べると、ケーブルがきしめんタイプなのは同じですが、かなり細いです。
Backbeat Fitはメガネのように耳に掛けて装着するタイプなので、左右を繋ぐケーブルがある程度しっかりしている必要があるのだと思いますが、H-07はカナルタイプなのでケーブルは細くて問題ありません。
コードが細いのは良いのですが、左右のボックスがそこそこのサイズで、ボックスからイヤーピースが飛び出している形状なので、このタイプの無線イヤホンとしては体積的にはやや大きめのように感じるかもしれません。
外観に騙されてはいけない
外観だけ見ていると、値段相応のBluetoothイヤホンかなーと思ってしまうのですが、実際使用してみると、世間でこの商品の評価がなぜここまで高いのか?という事に気が付かされます。
カナル型イヤーパッドという事もあるんですが、音がダイレクトに耳に入ってきて環境ノイズも拾いにくく、しかも音質が素直で低音部にも厚みを感じるほどですこぶる良い感じです。しっかりと音楽が楽しめる音質です。
スポーツタイプイヤホンなどと銘打って購買層絞るのは勿体無い音質だわ…というよりも外界の音が遮断されるこのイヤホンはジムなどでの利用に限った方が良いと思いますね。
Bluetooth接続が電波干渉を受けやすいかも
と、ここまで音質に関して褒めちぎりましたが、問題点もありまして…このイヤホン、どちらかというとBluetooth接続が電波干渉を受けやすいようで、通勤中に「いつもこの場所で音が飛ぶな」という事を感じます。音飛びに関する問題は音質以前の問題ですので、この辺が気になる方は手を出してはいけない商品かもしれません。
とはいえ、極端に音飛びするわけではありません。これと同等くらいのBTイヤホンは他にもありますし、この点は値段相応かなぁと思った次第。
装着感について
耳にはめ込んだ時の安定感が非常に良いのです。これはイヤーフックの恩恵もあるのかもしれませんが、ケーブルが細くて自重が軽い為、多少体動かしたくらいではイヤホンが耳からポロっと外れるような事はありません。
派手な色で多少折れ目残る、ふにゃふにゃのきしめんケーブルが「見た目が悪いなぁ」という第一印象だったのですが、実用上この設計は正解なのです…
イヤーパッドについて
カナル型なので、SONYとかPanasonicの汎用的なイヤーパッドを使いまわせるかな?という事を期待していたのですが、かなり口径が大きめで専用サイズのようです。残念。
この口径の大きさが音質に余裕を持たせているのかもしれません。
操作性について
ボタン類が3つ(電源、音量±)しかないので、この3つのボタンを駆使して様々な操作を行う事になる為、操作性は決して良い方ではありません。
これはユーザーが慣れる事で解決するので大きな問題にはならないかもしれません。しかし解せないのが、音量+で曲戻し、音量-で曲送りという割り当ては、いつまでたっても慣れる事ができない気がします^^;
普通、+がポジティブで-がネガティブですやん…
マルチポイントA2DP対応、だと?
この価格帯ですし商品説明にも付属するマニュアルにすら記載が無いのできっとマルチポイントには対応していないのだろうなぁと諦めの境地だったのですが…
こいつ、AndroidとiPhoneに同時に繋がるぞ!ひゃっほーい!
私のように電話端末と通信端末を使い分けて複数台持ちしているような人間にとっては、この機能はBluetoothオーディオ機器を買う際に必須機能なんですよ。
Androidで動画を見ている時にiPhoneに電話がかかってくるとイヤホンが着信を教えてくれて受話可能です。
私が普段常用しているイヤホンのうち、Backbeat FitとSONYのMDR-ZX770BNがあるんですが、どちらも実売価格が1万円を超えるものにも関わらず、同時に二台繋がらんのです。
この事実によりこのイヤホンが私のとって神デバイスへと格上げされました。もっとこの機能をアピールして売ればいいのに…
マルチポイントA2DPついては、かなり以前にBOSEのAE2wを入手した際に熱く語りました。
まとめ
このイヤホンに欠点があるとすれば、スポーツタイプであるという方向性を持たせてしまっている事で色も派手だし、見た目で潜在顧客を失っている感を否めません。
しかし実際使ってみると装着感は良好だし音はいいし、なんとマルチポイントにまで対応しているとなると、1万円台のBluetoothイヤホンに引けを取らない、否、むしろ勝っている所すらあるという、恐ろしいコストパフォーマンス商品です。
この手のBluetoothイヤホンを多数持っている私でも、今後常用しようと思える素晴らしい商品でした。
レビューの内容に特に注文を付けて来ない理由が伺えるわ…
今後の活躍が非常に楽しみなメーカーさんの商品でした。
EC Technology
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