Captain's Log, Supplemental

GPSカメラ PowerShot SX280HSの実用レポート

ゴールデンウィークの後半に兵庫県最高峰の氷ノ山に行ってきました。
前提の使い方としてはSX280HSをGPSログ機能をONにしつつ、普通にデジカメとしてトレッキング中の写真を撮るという使い方です。

電池の持ちについて

GPSデータロガーだけの用途ならばどれくらい電池が持つのか?という観点で、平日にGPSログをONの状態でカバンに忍ばせて一日中持ち歩いた事があるのですが、12時間持ち歩き続けて電池の目盛りは満タンの状態でした。


SX280HSのデータロガーとしての機能はログを採る間隔を指定出来ないとか簡易ロガーという印象で、バッテリーライフを優先にチューニングされており、ユーザーはそれを変更する事は出来ないって感じです。
バッテリーライフが最優先になっているせいか、GPSログをOnに設定している状態であっても、いざ写真を撮ろうとした時に衛星の捕捉に数秒待たされる事があります。

GPSの感度について

なかなか良い方だと思うのですが、電源を入れた瞬間にウォームスタートから開始しているような挙動で、シャッターチャンスにサッと電源を入れてパッと撮るという事をするとジオタグが設定されないケースがしばしばあります。GPSログをOnの状態でも起動直後の数秒間は衛星を探しています。




このように歯抜け状態になります。位置情報の確認は画像位置情報取得ツールを使わせて頂いてます。

GPSデータロガーとして

SX280HSのログをGoogleEarthで表示

ログファイル

iPhone4のログファイル(同じ経路)をGoogle Earthで表示

ログファイル


ログの取得は以下のアプリを使用しています。

この差を見ると、GPSデータロガーとしては厳しいなぁってのが正直な感想です。
「電池の消耗を犠牲にして精度を高める」なんてオプションがあると嬉しいのですが。

コンデジとしての性能

正直私は写真の事がよくわかりませんw


ただ言える事は望遠レンズ搭載のコンデジは、何が被写体になるか行ってみないとわからないような旅行では本当に使い勝手が良いです。


簡易望遠鏡にもなりますしね。
解放F値的にボケ味を求める事は絶望的なのですが、その辺は割り切るしか無いでしょうね。



※上記の写真はSX280HSで撮った写真をEXIF情報を欠落させることなくサーバーに上げている生のデータです。

via PressSync

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