私はGoogle StreetViewに全天球写真をアップロードする事があるので、HeroシリーズじゃなくてGoPro Maxがいいなぁ、という明確な目的を持ってこれを選んでいるのですが、状況に応じてHeroモードも使い分けれたら素敵やん?というスケベ心もあったんですよね。
私はGoPro Hero7を普通の動画撮影用に使っていたのですが、このカメラは、電池持ちの悪さ、熱暴走(夏場10分強しか連続できない)、動作不安定といった不満点があって、新機種に買い替えたいなぁとは思っていたのです。
GoPro Heroシリーズの代替機として
GoPro Maxに置き換える事で画質面以外は全て解決しました。
1080P60での撮影で2時間近く電池が持つし、今のところ一度もクラッシュした事がない超安定性。
しかしながら画質面に関しては一つのセンサーで半天球をカバーするという広大な撮像からかなり狭い領域をクロップしているので、どうしてもディテールが溶けたような動画になりますね。
GoPro MaxのHeroモード時の最高画質は1440p 60fpsになります。
Max固有の特徴としては魚眼レンズの影響か、逆光に非常に強い気はするんですよね、フレアが一切発生しないというか、好みが別れそうなくらい逆光の動画のイメージがHeroシリーズと異なるんですよ。以下サンプル動画。
あと、有効画素数が少ないことによるメリットは、水平補正が異次元に効くんですよね、そもそもこれはHero7にはなかった機能ですが。
加えて風切り音の低減に関しても異次元レベルです。Maxはマイクを6個搭載しているらしく、それらを駆使していい感じに風切り音を除去してるのでしょうけど、どうなってるの?これ?ってレベルですね。上記のサンプル動画はかなり風の強い状況なのですけど。
もちろん内蔵マイクの音質自体が非常に素晴らしく。
こうしてみるとHeroモードとして使用した場合、画質面を除けばMaxの方が優れている点もいくつかある、という事がわかりますね。
全天球カメラ(静止画)として
フルオートしかないので細かい事は何も出来ないのですが、それはそれで思考を「どの場所でシャッターを切るか?」という事に全振りできるので個人的には使いやすいですね。それなりの品質の360度写真を量産する事に非常に長けたカメラだと思います。
以下サンプル画像。これ以上暗くなってくるとノイズが辛いですね。
このカメラはGoProである事がいいんですよ。
Heroシリーズ譲りの防水性と、純正のリモコンが使用できる点が非常に良い。
特に純正リモコンはGoPro Max固有の操作(全面or背面の使用レンズの変更など)にも対応しており、とても使いやすいです。
360度撮影の宿命として「自分が映り込んでしまう」という事が挙げられますが、リモコンがあれば何かと応用がききます。
全天球カメラ(動画)として
私はここまでハイパワーな360度カメラって他に使用した事がなくて比較対象がないのですが、特に不満は感じないですね。
汎用性の高いGoPro用マウントに直接取り付け可能なので、もともとGoProユーザーであれば追加投資なしに色々オプションが流用できる点もよい。
以下の動画はGoPro純正のジョーズフレックス クランプマウントを使用して助手席のサンシェードに固定して撮影しました。
レンタカーとかに即席で前方後方カメラを取り付けれるのが便利、室内との明暗さが激しいので車外の映像が白く飛びがちですけど。
以下は360°動画から切り出して作成した2D動画。
360度動画を編集するには高スペックなマシンが必要とよく言われているようですが、M1 MacBook Airで非常に快適に編集できております。
Mac用のGoProプレーヤーアプリは早くもApple Siliconに最適化されており、Intel版の時にRosetta2経由で動作させていた時でも特に不満は感じていなかったのですが、更に快適に動画編集が可能になりました。
専用アプリの使い勝手はメーカー毎に色々あるでしょうしGoProしか使った事のない私はGoProのそれが他と比較して使いやすいのか?はわかりませんが、ヌルヌルと動画を再生しながら動画編集できるのは絶対的正義です。
まとめ
画質面に折り合いをつけれる人ならば、Heroシリーズを買うよりもMaxの方が幸せになれるかもしれないです。
個人的にはMaxも使いつつ状況に応じてHeroシリーズも使い分けようかな?と思ったりもするのですが、双方バッテリーに互換性がないのが残念な点なのですよね。使いまわせればHero9も買うのに。
via PressSync