MacBook Pro(2018) 13インチをANKER製PD対応充電器各種で充電してみた

Appleが対応製品を販売する事によってデファクトスタンダードになった感のあるUSB PDですが、統一が更に進めば機器ごとに異なる充電器やケーブルを用意しなくて済みますので、消費者としてもメリットがあります。

とはいえ大容量バッテリーを備える機器(例えばMacBook Pro)などへの充電は相応のパワーを備えた充電器でないと効率よく充電出来ないはず、、、なのですが「遅いけど充電可能」と「充電不可」の間には意味的に大きな隔たりがありますので、まずは互換性を調べるという目的で、手持ちの充電器を一通り調べてみました。

A(アンペア)の値がMacBookの稼働状況で揺らぐのですが、できるだけ大きな数字が出ている部分を記録しています。

Apple 29W USB-C電源アダプタ MJ262JA

14.6V/1.94A=28.3W

この充電器はiPad Pro12.9の充電用に入手しておりました。

公称値である29Wに近い値で充電出来ております。さすがは純正品の安心感。

Anker PowerPort Speed 1 PD30

20V/1.4A=28Wで充電出来ております。Apple純正の29W電源と似たような仕様なのかな?と思ってたのですがAnkerの充電器は電圧を上げて電力を上げる方向のようです。

純正品にはやや及ばないものの、価格、性能、無難なデザイン、コンパクトさ(爪が折りたためる)、バランスの取れた良品だと思います。

Apple純正29W充電器の代替になりうる製品です。

Anker PowerPort Atom PD1という窒化ガリウム(GaN)を使った製品が近々発売されるらしいですが、今しばらくはシングルポートPD充電器としてベストセラーの座を守るのではないでしょうか?

Anker PowerPort I PD – 1 &4

19.7V/1.4A=27.6W

上記の30W充電器にプラスアルファ通常のUSB充電ポートを4基備えたような仕様の充電器です。

商品説明には60Wとありますが、PDポートの最大出力は30Wで全体合計が60Wという意味なので注意されたし。

コンセントの数が予測出来ないような旅行中に一台持っていると重宝する充電器ですが、日常使う定点ウォールチャージャーとしてはちょっと使いにくいかもという感想です。

PD充電する機器(ノートPCとか)と標準USB充電の機器(スマホとか)は用途的にかなり毛色が違いますので、一つ所に電源が集中しているメリットが薄いというか。

Anker PowerCore 20100 Nintendo Switch Edition

14.7V/1.52=22.3W

Nintendo公式ライセンスなモバイルバッテリーらしいですが普通にPD充電器のようです。

実測で22Wと、MacBook Proを充電するには少々非力ですが問題なく充電出来ております。

30W充電が可能な上位のPowerCore+ 26800があるので本気で充電するならそちらの方がいいと思いますが、敢えてこのバッテリーを選ぶ理由があるとすれば、

  • しょっちゅうセールをやってるのでわりと安く買える
  • プラスチック筐体で軽く、物にぶつけた時の当たりがマイルド

って感じでしょうか。

PowerCore+ 26800は放熱の都合アルミ筐体なのかな?と思うのですが、アルミ筐体だと鞄の中に裸で突っ込む、というわけにはいかずケースが必須なんですよね。

その点PowerCore 20100は無造作に突っ込めるし容量の割に軽いですし、コンパクト重視なノートパソコンとかiPad向けコンパニオンとして有能なのでは?と思いました。

一昔前に発売されたPowerCore 15600とほぼ同サイズで20100mAhの大容量を達成しているのですから技術の進歩が凄いと感心します。

まとめ

全ての機器は試せていませんがANKERのPD規格に則っている充電器であれば、多少パワーの小さい充電器でもMacBook Pro13インチは充電可能のようでMacBookは様々な充電手段を得ているようです。(15インチは試せていない)

同時にApple純正充電器も色んなデバイスに充電出来るようになったという事です。

かなり高いけどApple純正の87W充電器を一台入手しておけば潰しが効きそうですし、買っておこうかな?と思えました。

スマホを含めて充電インターフェースがUSB-Cで統一してくれれば消費者としては色々楽なのですが、今後も業界がこの方向で進んでくれる事を望みます。

via PressSync

投稿者:

aroooy

I am a systems engineer freelance. I love digital devices such as smart phones. I make the iOS app by using the spare time.

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