GoPro Hero 11 Mini用のサードパーティー製バッテリードアと現在の私のMiniの運用について

Miniの発売当初はサードパーティー製の販売がなかったので仕方なくお高い純正のUSBパススルードアを購入したのですが最近見たらサードパーティ製のも販売されていたので改めて入手してみました。

レビューが全然無かったので人柱な気持ちで買ってみたのですが素材はアルミでしっかりとしていて当たりでした。

MiniのUSBポートは標準GoProと比較して浅いので、このようなツライチのバッテリードアを取り付けた状態でL字型のType-C USBケーブルが挿せるのがいい感じです。

ついでに最近の私のMiniの運用方法をご紹介しておくと、基本的には旅行でしか使用しておらずリュックのショルダーベルトに取り付けたPOV撮影がメインになっています。

Miniは全く風のない固定撮影環境では比較的早めにオーバーヒートしちゃうのですが、徒歩などで移動する際に発生するそよ風レベルでも背面ヒートシンクが有効に働いてくれるので、実用シーンにおいては個人的には標準GoProよりも耐熱性が高い、と評価しています。

4K/30FPS ビットレート高という撮影設定で3月ピーカン宮古島で数時間連続撮影してみましたが一度もオーバーヒートしませんでした。

肝としては必ず外部電源で使用するという点と、空調の効いた部屋でも定点撮影になると10分くらいでオーバーヒートするのでそれを気をつけるくらいですかね。

屋内の定点撮影でも携帯USB扇風機を使えば全然大丈夫ですけどね。

外部電源必須なので純正のウェザープルーフ機能の為の飛び出た形状のバッテリードアではなく、今回入手したようなツライチのバッテリードアの登場を待ち望んでいたのでした。

この形状ならケーブルを取り付けたままケースが干渉せずにのケースの着脱ができるので便利なのです。

もともと私はPOV撮影に対してあまり興味はなかったのですが、Miniの特性的にPOV用途に非常に向いており、俄然活用している所なのでした。

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GoPro分割動画の正しい結合(マージ)方法について

GoProで撮影した動画ファイルは(GPMF : GoPro Metadata Format)というメタデータが含まれています。
これは写真データのEXIFに相当する撮影時の属性情報なのですが、動画ファイルのメタデータに関しては各社独自フォーマットで統一化されていないのですよね。

GoProに関してはアクションカム固有の加速度、ジャイロ、GPSといったセンサー情報も含まれるため、かなり特殊フォーマットと言えるのですが、メーカー独自フォーマットであるこれらの情報を一緒にがっちゃんこしてくれる動画編集ソフトなど存在するはずなどなく、ユーザーが動画編集ソフトなどで結合した動画ファイルは、もれなくGPMF(メタデータ)が欠落してしまうのでした。

このGPMFが欠落すると何が困るのか?と問われると、 GoPro Player + ReelSteadyによる補正が行えなくなるんですよね。
それとGPS情報もなくなるので、将来的に速度計とか地図をオーバーレイ表示するような動画も作れなくなります。

なんだたったそれだけか、と思われる人もいるかと思いますが、全く関係のない話とも言い切れないのです。。。

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GoPro Hero 11 miniの高級 USBパススルードア

こういうオプションはカメラ本体の発売に合わせて販売してほしいものです。

何度も時期を分けて注文するとトータル送料を考慮して買い物しないと駄目なので。

ってかそういう作戦だとは思いますが。

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GoPro Hero 11 Mini一週間使用レビュー

カタログスペック的にはあんまり惹かれなかったですが、とりあえず買ってみて使ってみたらとても良いコンセプトカメラでした。

コンセプトとしては「動画撮影に必要無い機能を廃止して小型化を目指したアクションカム」だと個人的には思っているのですが大体認識合っているでしょうか?

しかしカタログスペック的に重量はあまり減っていなくて、通常モデルのHero11 Blackが154gなのに対してMiniは133g。
「うーん21g軽くなるだけかぁ」というのが最初の感想で、あまりMiniに心惹かれなかった理由だったのでした。

ただ形状的にカメラの横幅は劇的に小さくなっているのはプロモーションの写真を見ただけでも一目瞭然でしたし、私がGoProを使う主目的の自転車にも有効な形状であろう、という見込みで買ってみました。

私はGoProを自転車のシートポストに取り付ける事があるのですが、横幅が狭くなってくれたお陰で太ももとの干渉は無くなりましたし、筐体デザインが立方体に近くなった事で空気抵抗が改善される事で、実用上は21gの軽量化以上の恩恵はあるだろうな、という実感です。

GoPro Hero 11 mini

たかが21gされど21g

GoPro Hero 11 mini

GoProを自転車に固定すると常に衝撃がカメラに伝わり続けるので、カメラの取り付け角度などがズレてくる事があるんですよね。
特に延長アームとかで取り付けている場合はテコの原理で小さな衝撃でもズレやすくなります。

そういう意味では21gの軽量化はめちゃくちゃ安心感が増すんですよ。
たかが21gとはいえ衝撃が加わった時は質量に比例してマウントに加わる力は大きくなりますので。

ボディーマウントやショルダーベルトにマウントする場合は21gの差はあまり感じませんがヘルメットやハンドストラップなど振れ幅の大きな箇所にマウントした場合に生きてきます。

上部ステータス画面がミニマルで見やすい位置でとても良い

背面ディスプレイが廃されたHero11 Miniですが、カメラ設定は必ずしもアプリ経由で行う必要はなく、最低限(ProTuneや一部システム設定以外)の設定はカメラ単体で行えるようになっています。

しかもこのスクリーンの場所が絶妙で、自転車にマウントした時とかショルダーベルトとかボディーマウントした時とか、ちょっと視線をしたにやるだけでカメラのステータスが確認できるのが非常によい。というかこのディスプレイは通常版GoProにも実装して欲しいくらいです。。。

GoProって皆さんご存知の通りピーキーなアクションカムですから、連続撮影中って定期的に生存確認しないと不安じゃないですか?上部ディスプレイのおかげでそれの確認が非常に楽になりました。
オーバーヒート警告発生時も上部ディスプレイに表示されます。

上部ディスプレイに併設されている赤色LEDは、従来のモデルと同様に撮影中(点灯)や内部処理中(常時点灯)を示すのですが、上部LCDのおかげで私は赤色LEDは常時Offに設定しています。
ただしOffに設定していたとしても、システム的な警告が発生している時は常時点灯になるようで非常にわかりやすいです。

例えば、オーバーヒート警告が発生すると常時点灯するのですが、なんせ赤く点灯し続けている状態は「対応を要するヤバい状態だ」という判断ができます。
従来モデルのGoProでこのような挙動はあまり気にした事はなかったのですが、同じ動きなのでしょうか?

何せMiniはこの辺の設計がユーザービリティーを考慮した設計になっており「どうしたGoPro、何か悪いものでも食べたか?」と思うほどなのでした。

The Remoteとの相性がとてもよい

The Remoteを持ってはいたものの、それほど利便性は感じていなかったんですよね。劇的に操作性が上がるようなアイテムではないですし。
Mini単体では設定変更に難があるため、それを補完できるThe Remoteと組み合わせは良好です。モードボタンで簡単にプリセットの変更が可能です。

しかし、Miniはビデオのプリセット設定が「スタンダード」の一つしか存在せず、なぜ通常モデルと同様に

  • 標準
  • フルフレーム
  • アクティビティ
  • シネマティック
  • ウルトラスローモーション

といったプリセットを残さなかったのか?なぜビデオ用のプリセットを削っておきながらタイムラプスはフルサポートしているのだ?という疑問が残ります。
プリセットがスタンダード一つしかないという事は、撮影状況に応じて設定を変えたいような場合、常にスタンダードプリセットに対して設定変更を行う必要があるんですよね。

敢えてMiniを使うユーザーがMIniでタイムラプス撮影するとは思えないのですが、引き算の美学というか割り切りが足りないというか、もうちょっと考えてくれと思ってしまうのでした。

タイムラプス機能を削れ、
とまでは言わないですが、「ビデオ集中モード」みたいなのを実装してくれませんかね?GoProさん?

操作ミスによる意図しないモード変更が発生しにくい

引き続きユーザービリティーに関する事なのですが「カメラ単体では撮影設定を変更し辛い」という事は、反面として良い事もあると思っていまして、不意にボタンや画面を触ってしまう事で意図しない撮影設定になってしまう事故を防げる安心感があります。

通常のGoProだとモードボタンがタイムラプス→ビデオ→写真の切り替えと、長押しが電源ボタンを兼ねているのですが、長押しが足りないとモードが切り替わってしまい、次回立ち上げて撮影したときにタイムラプスになっている事に気が付かなかった?というのを体験したことがあるのは私だけでしょうか?
カメラモードだとすぐに気がつけるのですが、タイムラプスモードだとパッと見ビデオを撮ってるように見えるので気がつけないんですよね。。。

Miniを単体で使用する場合は、この辺の心配はかなり軽減されますし、この仕様はプロの撮影現場でも重宝しそうですよね。演者が不意にカメラを触って設定が変わってしまうという事故も防げますし通常モデルより安いですし。

連続撮影時の安定性の向上

GoPro Hero 11 mini

毎度の事ながらGoProの初期ファームウェアは不安定という事でGoPro Hero11 Miniも例に違わずという感じなのですが、Miniは輪をかけて不安定で、設定の変更や充電中に電源のOn/Off、アプリの接続などを行うと高確率でフリーズします。
フリーズした場合、ソフトリセット(ソフトリスタート)を行う必要があるのですが、方法としては「ステータス/ペアリング」ボタンの10秒長押しなんですよね。
10秒って長すぎなじゃい?っていうのと、リセットがかかってからの再起動時間もかなりかかるので、Miniを使い始めの状況がわからない時に、再起動中に何度もソフトリセットをかけてしまったのでした。。。
この辺、そもそもファームウェアアップデートで落ちる頻度を下げて欲しい所です。

という問題もあるのですが、一旦撮影を開始してからの安定性は歴代GoProシリーズの中で最高という感触です。
Miniは背面がヒートシンク構造になっているのですが、これの放熱効果が非常に高く、手でさわれなくなるなるほど熱くなります。

屋内など無風状態で固定カメラとして使用した場合、4K/60FPS以上で連続撮影をすると15分前後でオーバーヒートしてしまいますが、徒歩などのPOV動画の撮影時など、多少なりとも空気の流れが生まれる時の空冷効果は素晴らしい。

個人的に思っているGoProの実用上の最高解像度設定って、4Kだと思っているんですよね。5.3Kに上げてもビットレート的にはそんなに変わらないし編集も面倒だし。
なので実用上の最高画質設定は4K(16:9)/60FPS、ビットレート高、10bit:Onだと思っているのですが、この撮影設定でPOV動画を熱停止を気にせずに長時間撮影できるようになったのは非常に嬉しいことです。
まだ日本の秋という涼しい環境でしか撮影できていませんが、暑い環境での撮影もかなり期待できそうです。

まとめ

色々と言いたい事はありますが、トータルで非常によい製品というか、ちゃんとコンセプトに沿った製品でした。
特に背面のヒートシンク化は飾りではなく、ここまでしっかりと機能する物とは思っていなかったので嬉しい誤算でした。
暑い環境で撮影する場合にヒートシンクの溝に水を垂らしておけば気加熱で冷却性能があがるんじゃないかしら?とか、まだまだ試してみたい事はありますね。

初見で使いこなすのは難しく何人向けのカメラではないですがだ、過去にGoProを使用した事があって撮影設定でどのような映像が記録されるか頭の中でイメージできる人ならば戸惑う事なく使い始めれると思いました。

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誰も教えてくれないGoProのHeat Suppression power controlに似た高熱対策機能について

SONYのスマートフォン、Xperia 1シリーズにはHS(Heat Suppression)パワーコントロールという機能がありまして、指定されたアプリ(主にゲームなど)の起動中は電源ケーブルを接続していても 内蔵バッテリーへの充電を行わず発熱を抑えるという機能があります。
発熱が抑えられる為、スマホが常に最大パフォーマンスで稼働可能で、バッテリーの消耗も抑えられる、といういいことずくめの機能なのですが、実はGoProも似たような機能があります。

GoProの場合、外部電源を接続している状態で録画を開始すると、内蔵バッテリーへの充電を停止し、優先的に外部電源の電力を使用して稼働します。 なので外部電源の電力が弱い場合など、もしくは5.3Kや9:3解像度といった高負荷な設定で撮影を行った場合、外部電源に接続しながらの撮影であっても、内蔵バッテリーの残量がジリジリと減っていく事があります。 上記の事から、Voltaを使用すると高熱で落ちるまでの時間が延命される(ような気がする)という昔の感想は、あながち間違ってはいないと思うのですよね。

熱源が外部電源に分散されるので。

本当に充電してないのか検証

GoProのステータスをリアルタイム監視するアプリを自作して 下の辺りのステータスを確認してみました。

https://gopro.github.io/OpenGoPro/ble_2_0#status-ids

  • 1:Internal battery present
  • 2:Internal battery level
  • 3:External battery present
  • 4:External battery level

外部給電中、録画中の各種ステータス。

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GoPro Hero11の新画角HyperViewのロードバイク走行動画撮影における使い勝手

GoPro Hero10以前は「SuperView(16㎜相当)」という画角が周辺の歪みが気になりつつも、ロードバイク用途ならば個人的に使いやすいなぁ、と思って重宝していたのですが、GoPro Hero11には更に広角なHyperView(12㎜相当)という画角が実装されました。
試しにHyperViewでマウント位置を色々変えて撮影してみました。

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GoPro Hero 11を自転車の車載カメラとして1週間使ってみての再考察(2022年は当たり年)

私はHero 10からの買い替えなのですが、当初は買い替える程ではなかったかな?という感想を抱いていたのですが、1週間ほど使い込んでみるうちに「いや、これは旧モデルとは別物だぞ?」 と気付きがあったので再度忘れないうちにこの気持ちを書き残しておきます。

前提としては私はGoProを自転車に車載して撮影するのが主用途です。
自転車は空冷が非常によく効くスポーツなので、GoProは高熱で落ちる事はほぼなく、そのあたりを差し引いて読んで頂ければと思います。

新センサーをフルに使い切る8:9アスベクト比

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GoPro Hero 11の新型センサーはダイナミックレンジの向上を確実に感じる件と最大ファイルサイズの向上がサイクリストには嬉しい件

GoPro Hero 11はセンサーサイズが1/2.3インチから1/1.9インチに大型化されアスペクト比が従来の4:3から8:7になり、より正方形に近い形になりました。

なのでセンサーが大型化された、とは言っても私がよく使用するアスペクト比16:9では有効画素数がかなり減少する事が予想されるため、私の主な撮影設定での画質向上は望めないのだろうなぁ、と予想していました。
しかし夜間に手持ち撮影した動画を大きな画面で確認すると、ブレ発生時の光の滲みがHero10以前よりもかなりマイルドになっている気がするんですよね。。。

気がする、ではスッキリしないのでGoPro Hero10と11を真横に二台並べて撮影して動画を確認してみました。
こういうのってサイドバイサイド比較?っていうですかね?
前提として、Hero11の10bitは全てOffで撮影しています。

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GoPro Hero11の感想、旧機種と比較したレビューなど

結論から言うと私程度の撮影スタイルでは(Hero10からの)買い替えは不要だよなぁ、といった所です。

Hero10から11にバージョンアップした際の最も大きな変更項目ってセンサーの刷新だと思うんですよ。

センサーサイズは1/2.3インチから1/1.9インチに大型化され、
アスペクト比が従来の4:3から8:7になり、より正方形に近い形になりました。
新センサーを生かして最近流行りのショート動画を撮りやすくなったみたいな紹介が多くてモヤッとしていたのです。

しかし動画ってショート動画を上げるにせよ、YouTubeに上げるにせよ縦長か横長で撮るじゃないですか?
とすると状況に応じてカメラを縦か横に向けて撮影すればいいだけなんですよね。

私はショート動画とかを意識してあまり撮らないのですが、カメラを正位置に構えた状態で四角の動画を撮ってだしで使える、、、というのはそんなにニーズがあるんですかね?

GoPro Hero 11 mini

GoProで最もニーズの高いアスペクト比は16:9だと思うのですが、それを横で撮ってYouTubeに投稿するか、縦で撮ってショートムービーとして投稿するか、だと思うんですよね。
とした場合アスペクト比8:7っていう正方形に近い形状って、有効画素を使いきれないような気がします。
まあセンサーサイズはHero10以前より大きくなっているので画質は落ちていないですが。

などというモヤッとした違和感がるのですが「ショートムービーでも使えます」というのは後付けの理由であって、本来の目的は360度水平維持機能を実現する上での副産物なのだろうなぁ、と個人的には納得しています。

ってなると360度の水平維持って、用途がエクストリーム過ぎて私には使いこなせないな?ってなるんですよね。
確かに「全速力で走る犬を、自分も全速力で追いかけて手持ちで撮影する」みたいなシーンでは異次元のブレ補正を発揮しますよ?
でもそういった限定的な用途の為に旧機種から買い替える価値のある人ってどれくらいいるかな?って事ですね。

「Hero11の大型化センサーを生かして広角レンズでの水平維持機能(も)実現する」みたいな事は出来るはずなのですが、それをせずにあくまでも360度水平維持に拘る設計は、GoProを手持ちで徒歩撮影するような用途は最初から眼中にない、という事だと思いました。

しかし、Hero 11は過去機種の機能を包括した上でできる事が増えているので、決して悪くはないとは思うんですよね。
私の望む用途とは若干異なる方向性に進化しちゃった、って事です。

初めてGoProを買う人や、Hero9以前からの買い替えならばHero 11を買う理由にはなると思いました。

省電力モードとは?

GoPro Hero 11 mini

Hero10の途中のファームウェアから実装されたビデオパフォーマンスモード(最大パフォーマンスモード、省電力モード、三脚 / 固定モード)というのがあるのですが、おそらくそれとは似て非なるものです。
Hero10の「最大パフォーマンスモード」と「省電力モード」は、設定できる内容がほぼ同じなのですよ。
一部、指定できないシャッタースピードがある、というのはありましたが。

つまりHero10では「省電力モード」で「最大パフォーマンスモード」で設定するようなゴリゴリの高画質設定を行えたのです。
両者とも全く同じ設定をした場合、何が違うの?って言われてもユーザーには内部的に何が起こっているのかは全く不明だったのですよね、確かに省電力モードの場合はブレ補正や解像感が弱い気がする?みたいな差はプラシーボ的に感じるくらいで。

Hero11ではビデオモード(最高品質、省電力)という名前でリニューアルされたのですが、この二つのモードの差異ははっきりとしていて省電力モードでは以下の項目が使用不可になっています。

  • HyperViewレンズが使用不可
  • 10Bitモードを有効にできない
  • 全ての水平維持が使用不可

以上です。「最高品質」モードから電力を食いそうな機能の有効化手段を削ったモードが「省電力」モードです。わかりやすい!
わかりやすいけど、いる?このモードw
Hero10の頃は内部的にごにょごにょ省電力を実現しようとしていた努力の後はみられるのですが、おそらく色々と諦めてこの仕様になったんだろうなぁ、と想像するわけです。

イージーモードというハードモード

GoProを買って最初に起動した時は初期値がイージーモードになってるんですけど、GoPro経験者からすると逆に難しすぎるモードです。
写真モードとタイムラプスモードは設定項目が絞り込まれていて使用する上で特に混乱は生じないのですが、ビデオモードはとにかくひどい。

設定できる項目が「レンズ」と「フレームレート」しかないのですが、それぞれの項目を設定すると非表示になっている「解像度」も連動して決定されてしまいもう何がなんだか。。。
ビデオモードで「最高品質」を選択していると可能なかぎり高い解像度が選ばれてしまうので無慈悲にも「5.3K」で撮影されてしまうんですよ、、、初心者が買った状態のままイージーモードで撮影したら、一瞬で高熱で撮影が停止してしまいそうな予感。

初心者がイージーモードで撮りたい、という場合は4Kが最大解像度になる「省電力モード」の併用が必須だと思いました。

GoPro Hero11で撮った動画

ある程度光のある午前と、日没後の徒歩動画を2本撮ってみました。
せっかくなので、Hero11で新たに実装されたHyperViewレンズで撮っています。

外気温は25度前後、4K/60FPS ビットレート:高 10bit:有効で撮影しているのですが、この設定、環境だと20分くらいで高熱で撮影が止まりますね。
10bitが有効だと負荷が大きいのだろうな、という想像はしていたのですが、省電力モードでは無効化されるHyperViewレンズの使用も不可が大きいのかもしれませんね。

まとめ

Hero11は良機種だと思うのですが、10からの買い替えはよっぽど用途が合わない限りは微妙。
現時点でHero10、11の価格差は数千円ありますが、その価格差が費用対効果を生まないのであれば、現在でもHero10という選択は全然ありだと思いますね。

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GoProをロードバイクにマウントする際の配線について

私は自転車でGoProを使用する際の撮影設定は4K/60FPSを使用しているのですが、この設定だと標準バッテリーで1時間前後しか電池が持たないのですよね。

というわけでモバイルバッテリーの併用が必須になってくるのですが、試行錯誤したので自分用に覚書。

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