Captain's Log, Supplemental

ZV-E1が発表されたけどFX30を買った話

コロナ禍も収まりつつあり海外旅行も気軽に行けるようになってきたのでスマホや小型カメラではカバーしきれないレベルの「暗所の動画」をある程度撮れるカメラが欲しいなぁと近年では思っていた所でした。

軽さだけを求めるならZV-E10がベストオブベストなのですけど、私のヘビーな使い方では安定稼働性に難ありだと容易に想像ができるので却下。
ZV-E1のS-Log撮影は8bitという点も引っかかる点で、ZV-E10は用途に合わない理由がいくつもあるにも関わらず、2021年の発売当初から現在に至るまで気になって仕方がない魔性の魅力を持つカメラ。

先日ZV-E1が発表された事で色々と自分の中で整理が出来て、逆に欲しいと思っていたけど買おうか迷っていたFX30の購入に踏み切れたのでした。

FX30はZV-E1よりも163g重い問題

正直この部分は迷いました。

FX30は設計が業務寄りで空冷ファン、ヒートシンクを内蔵、バックアップにメディアスロットを2基搭載していたりと、筐体設計に余裕を持たせる必要があるのだと私は理解しているのですが、これが私のニーズに刺さりました。

私がVLOGカメラを使いたい場所は主に旅行先(暑い国)でカメラにとって過酷な環境なのですよね。

旅行先では出来るだけ純粋に旅行を楽しみたいので「カメラが正常稼働してくれているか?」みたいな事に極力注意を払いたくなくって。。。

なので私には163gくらいの差であればCinema Lineシリーズの製品を選ぶ必然性があった感じです。

FX30においてもそこそこ高価なカメラなのでボディー全体に熱が回るような耐久度を試すような使い方は避けたいのですが、冷却機構の無い動画カメラだと、その状態に至るまでの時間は短く、クールダウンタイムは長いだろう、という事は容易に想像で出来ます。

逆にいうとZV-E1が事前情報として少しでも放熱をうたうようなセールスポイントとしてあれば、ZV-E1を予約してたかもなぁ。

まあ自分にとっての必要最低限、最小限を選べば結果的に予算を数万円圧縮できた、というのもポイントでしたね。お金。だいじ。

APS-C機の自由度の高さ

フルサイズ機がAPS-Cレンズを使用する場合は単純に大は小を兼ねるというわけにはいかず何かと制限がありますが、逆の場合は何も考えなくても設定不要で使えるのがありがたい点です。

気にしなければならない事は「焦点距離が1.5倍になる」という事のみで、望遠側を伸ばしたいという用途に於いては逆にそれがメリットにすらなります。

以下はFX30+SEL2470Zを使って撮った航空機の着陸シーン動画。
終盤は電子ズーム(高解像ズーム)を使って更に寄っています。
音声はFX30内蔵のマイクにモフモフをつけて風音低減はオートで撮ったのですが、思った以上に綺麗に音が取れていており嬉しい限りです。
これってモフモフを信じて風音低減はオフでもよかったのかな?
何にせよ私がFX30に求めている事は機動性なので、外部マイク不要のこのオールインワンな感じの仕様はありがたい。

逆にSEL1650みたいなAPS-Cレンズならではの超小型レンズを装着すると、フロントヘビーの逆の現象?フロントが軽すぎる状態になり、グリップを指先だけ吊れない、というFX30ならではの問題が発生します(^^;

重くてゴツい、でもそれがカッコいい

思うにアマチュアレベルの人間が趣味で使う道具は自分がかっこいいと思えるものを使うのが一番いいと思うんですよね。
愛着を持って長く使えるので。

下部、左側面に備えた排気口、全方位に切られたネジ穴、といった無骨なデザイン、機能美に萌えます。

ってか両手でカメラをホールドした時に汗ばんだ手が涼しいのが何気にありがたかったり笑

まとめ

ZV-E1のレビュー動画が出回りだすと「やっぱり欲しくなる」みたいなビョーキを発病するやもしれませんが^^;

via PressSync

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