Captain's Log, Supplemental

DJI Mini 3 Proが旅行用途に最適なドローンだった

2022年6月20日にドローンの登録義務化が開始されたのですが、これを機にリモートIDに対応している新しい機体に買い替えてみました。

Air2SではなくDJI Mini 3 Proを選んだ個人的理由

価格があまり変わらないのでMavic Air2Sと悩んだのですが、 「インテリジェントフライトバッテリー Plus」を使用した場合の連続フライト時間がAir2Sが34分に対してDJI Mini 3 Proが47分(約1.4倍) とめちゃくちゃ長く、私としてはこれが一番の魅力でDJI Mini 3 Proを選んだのでした。

私は「凝った空撮をしたい」みたいな欲求は初代Mavic Airを飛ばしていた時に殆どやり尽くしていて、 「そこまで高画質を求めていない、とうかドローンでやりたい事は限定されている」というのもDJI Mini 3 Proを選んだ理由の一つでした。

現状ドローンでやりたいことは、マスターショットを使用した旅行記用の記念撮影とか、 垂直に打ち上げてのスフィアバノラマ撮影(Googleストリートビュー用)くらいなのですよね。
Googleストリートビューの最大アップロード画質は12Kなのですが、DJI Mini3 Proのスフィアバノラマモードで撮ったRAW静止画を後から手動で結合すれば凡そ20Kくらいの画像に仕上がるので解像度的には余裕を持って写真を仕上げれるので精神衛生上よいですね。

ちなみにアプリ任せで自動的に作成されるスフィアパノラマ写真は約9Kです。これでも十分綺麗です。

ドローンは飛行申請の都合、夜間飛行の敷居がめちゃくちゃ高いので、アマチュアバイロットが一般的に飛ばすような環境なら暗所性能が求めれるようなシーンは殆どなく、Air2Sの1インチセンサーはオバースペックであろう、という判断もあったのでした。

買ってから気が付いた良かった点(飛行音が静か)

入手前のリサーチで他のレビューア様の情報からも「飛行音が静かである」という事は分かっていたのですが、 実際に自分で飛ばしてみても実感する静かさ。
うーん、これはとてもよい。最高。

DJI Mini 3 Proは、折りたたんだ時は とても小さなドローンで持ち運びも便利なのですが、 手に持った時の重量感は更に軽く感じるんですよね。
肉抜きとかかなり軽量化されてるんだろうな、みたいな。
羽を広げると想像以上に大きく広がって、更に密度が分散。
離陸時も「ふわっ」って浮いている感じで、初代Mavic Airの時のような「半導体の塊が全力で足掻いて浮いてます」感が全然ないんですよね。音も静かですし。

DJI Mini 3 Proの連続航行時間の長さは、この辺の省エネ設計が大きいのだろうな、とも想像できるわけです。

買ってから気が付いた良かった点(充電回り)

これは最近のDJIのドローン全般に言える事だと思うのですが、 USB Power Delievryに対応しているので、スマホとかタブレット感覚で充電できるのが便利です。※上図はサードパーティーのケースに収納した状態のDJI Mini 3 ProをANKERのモバイルバッテリーで充電している図。

昔の機種は専用充電器でないと充電できなかったので、そのせいで全体的な荷物の量も増えがちだったのですが、 DJI Mini 3 Proは汎用的なUSB充電器をスマホと共用できるようになったので大幅に荷物の量を減らせました。
私がDJI Mini 3 Proで最も惹かれた点であるフライト時間の長さですが、バッテリー1本で47分も飛ぶとなると 予備バッテリーの必要性って感じないのですよね。 一つの撮影スポットで、マスターショット1本、全天球撮影1回、くらいのフライトであれば、バッテリーの消費って15%前後なので、

「撮影スポットをいくつも巡る」みたいなハードな用途でも移動中にPD対応のモバイルバッテリーで継ぎ足し充電出来るので バッテリー1本で十分運用可能ですし、予備バッテリーを持たなくてよくなる携行性の良さとか取り回しの良さはカタログスペックには現れない、ブライスレスな長所だと感じました。

買ってから気が付いた良かった点(携行性の良さ)

上記の「充電回り」の章で殆ど語り尽くしてしまいましたが、携行性の良さは大正義ですね。 私が購入したのはスマホと連動するRC-N1が付属するセットを購入したのですが、更に「インテリジェントフライトバッテリー Plus」を単品で買い足しました。
付属する標準バッテリーは売却。

サードパーティーで購入した、本体と送信器のみを収納するセミハードケースに入れると携行性の良さは神レベル。
NDフィルターとサンシェードも入るし、こんなちょっと大きめの弁当箱みたいなケースに妥協しない必要装備一式全て持ち運べます。

これだけ小さいと、ちょっと頑張れば自転車旅行のお供にも携行できそうだなあと画策中です。

不満点(電波の飛び)

不満点というか期待していたほどではないな、という程度の事なのですが。
DJIのドローンは世代を経るごとにOcuSyncという映像伝送方式を進化させてきた、、、という認識なのですが、私が以前使っていた初代Mavic Airと比較しても、それほど電波状態が良好になっているとは思えんな?という感想です。

家屋のWi-Fiどころか電線すらないエリアで比較的近距離で飛ばしている状態でも、ドローンとの電波状態が弱まる事がたまにありますので。。。
今思い返すとスマートウォッチのBluetoothの2.4GHz帯が干渉しているかもなので、次回飛ばすときはその辺を切って飛ばしてみようと思います。

不満点(販売セット内容について)

DJI Mini 3 Proを購入する場合、機体重量を249gに抑えるための軽量バッテリーが標準で付属するのですが、 これって米国の航空法適用が250Gが閾値になっているからであって、日本では関係がないんですよね。
最初から「インテリジェント フライトバッテリー Plus」のみの同梱版を販売してほしい

まとめ

アマチュアが旅行用途で使うには最適、みたいな感じで書き綴ってしまいましたが、プロユースでも十分使えると思います。

via PressSync

モバイルバージョンを終了